『グーニーズ』新作映画、製作か ワーナーが構想中と米報道

　名作アドベンチャー映画『グーニーズ』（1985）の新作映画が実現するかもしれない。米ワーナー・ブラザースが企画構想していると、Deadlineが報じた。

　『グーニーズ』は、落ちこぼれ少年団＝グーニーズが、伝説の海賊が遺した秘宝を手にいれるために大冒険を繰り広げる作品。スティーヴン・スピルバーグが製作総指揮を務め、『スーパーマン』『グレムリン』のリチャード・ドナー監督がメガホンを取った。子役キャストには、『アベンジャーズ』シリーズで悪役サノスを演じたジョシュ・ブローリン、『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』でアカデミー賞助演男優賞に輝いたキー・ホイ・クァンが名を連ねた。

　今年で公開40周年を迎える同作は、以前から続編の製作報道が浮上しては立ち消えになっていた。2024年にも、オリジナルキャストが続編報道を否定している。そんな中、Deadlineはワーナーの内部事情を特集する記事にて、『ロード・オブ・ザ・リング』『マトリックス』と合わせて『グレムリン』『グーニーズ』の新作構想があると紹介。『グレムリン』の新作には、『グーニーズ』の脚本家でもあるクリス・コロンバスが関与しているという。新作報道について、ワーナーはコメントしていない。

　『グーニーズ』を手がけたドナー監督は、2021年に91歳で亡くなっている。新作製作となれば、ドナー監督の意思を受け継ぎ、スピルバーグらを納得させることができる新監督が必要になる。また、子役キャストの高齢化もネックになるが、データ役のキー・ホイは「機会があれば、データをまた演じてみたいです」と2023年のゴールデン・グローブ賞授賞式の舞台裏インタビューで前向きな姿勢を見せている。（編集部・倉本拓弥）