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ただのボクシング映画ではない!新人監督の7年越しの挑戦、単館系映画『Welcome Back』が満足度ランキング2位に

シネマトゥデイ 映画情報 / 2025年1月16日 16時38分

 三河は「映画は観客の皆さんに観てもらってこそ完成するものだと改めて感じました。今ここで観てくださっている観客の皆さんには本当に感謝していますし、少しでも多くの方に劇場で観ていただけたら嬉しいです」と語り、観客に向けて深々と頭を下げた。

 この作品への思いを聞かれた吉村は「運命っていうと重たく聞こえるかもしれませんが、忘れられない作品になりました。僕らの世界には成功者と失敗者がいて、誰かから見ると成功しているし、もしかしたら失敗かもしれない。ボクシングの世界はその勝敗がはっきりしている。そういうスポーツに関われて光栄でした」と話した。また、川村監督は「映画はすごく楽しいし最高だなって思っていて、そういうことを劇場で経験できるように作っているところもあるので、まずはシンプルに楽しんでほしいです」と観客に語りかけた。

 1年半にわたるボクシングのトレーニングという、体力的にも精神的にも過酷な挑戦を乗り越え、苦労と努力、そして情熱が注がれた本作。しかし、単館系作品という性質上、全国で上映が決まっている映画館は30館にも満たず、東京での上映はわずか1週間の上映で1館のみの1日1回となった。大手メジャー作品と比べると、映画館で観る機会は圧倒的に少なく、この厳しい状況では若手監督もなかなか育っていかないのは日本映画界が抱える課題ともいえるだろう。公開後、SNSやレビューサイトでは「ただのボクシング映画ではない」「傑作」「胸熱」「映画館で観るべき映画」といった観客からの感想が寄せられ、映画ファンの力によって新たな熱気が生まれつつある。「映画は観客に観てもらってこそ完成する」という三河監督の言葉通り、この作品に込められた俳優や監督の想いが報われることを願うばかりだ。(森田真帆)

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