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東映xSTUDIO4°C『ChaO』夏公開決定 舞台は人間と人魚が共存する未来社会

シネマトゥデイ 映画情報 / 2025年1月16日 18時20分

 東映株式会社が16日、2025年および2026年のラインナップ発表会を丸の内TOEIにて開催し、STUDIO4°Cが贈るアニメーション映画『ChaO』(2025年夏公開)、終戦80年の節目に捧げるアニメーション映画『ペリリュー -楽園のゲルニカ-(仮)』(12月5日公開)の2作品を劇場公開すると発表した。

 代表取締役社長の吉村文雄は「さらにアニメに力を入れていく」と宣言し、東映アニメーション以外の制作会社とも積極的にタッグを組み、良質なアニメーションを提供していくと発表した。

 まず、STUDIO4°Cとタッグを組んだアニメーション映画『ChaO』が夏に公開されることが発表された。STUDIO4°Cの田中栄子プロデューサーは、「東映さんから、さらにアニメに力を入れていきたいとお誘いを受けました。東映さんには東映アニメーションさんもあるので『いいのですか?』と聞いたら『これから全世界に向けてアニメーションを推進していきたい』と言っていただきました」と経緯を説明。

 「人間と人魚が共存する未来社会で、サラリーマンのステファンは、人魚王国のお姫様・チャオに突然求婚される」というストーリーについて、田中プロデューサーは「人と人が出会うというのは奇跡的に近い。東映さんと出会えたのも奇跡。そんな奇跡を描くことができるのはアニメーションなんです」と前置きすると「いま宗教や文化の違いで戦争が起きています。異文化を乗り越えることってどういうことなんだろう……という発想から生まれたストーリーです」と続けた。

 また田中プロデューサーは「10万枚以上というものすごい作画枚数です」と語ると「1枚1枚手で描いて完成させた作品。アニメの作画力のすごさを感じてほしいです」とアピールしていた。

 続いて発表された『ペリリュー -楽園のゲルニカ-(仮)』は、2016年から2021年まで「ヤングアニマル」(白泉社)で連載された武田一義の漫画をアニメーション映画化。1万人の中から、たった34人しか生き残れなかった地獄のような戦場・ペリリュー島で戦った若者たちの姿を描く。

 ラインナップ発表会に参加した久慈悟郎監督は「南北9キロ、東西3キロという小さな島。ロケハンで現地に行ったとき『こんな小さな範囲で過ごしていたんだ』と感じました。当時の記録では、島の真ん中にある山岳地帯は艦砲射撃と爆撃ではげ山になっていたのですが、いまは緑が生い茂っていてきれいな南の島なんです。でも所々に兵器の跡があるなど、戦いの名残もあります」と振り返る。

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