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目指したのは「三丁目の夕日」×「HiGH&LOW」アクション監督・谷垣健治が挑んだ香港・九龍城砦バトルの裏側!

シネマトゥデイ 映画情報 / 2025年1月17日 7時32分

 香港映画史上歴代NO.1大ヒット(動員数・広東語映画※2024年9月時点)を記録した『トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦』が1月17日より公開。『るろうに剣心』(2012~2021)で世界から高い評価を受けたアクション監督、谷垣健治が本作で掲げたテーマは「『ALWAYS三丁目の夕日』(2005~2011)の世界観で、「HiGH&LOW」(2015~2022)みたいな熱血アクションをやる!」だったという。

 日本でも「東洋の魔窟」として知られる巨大スラム街・九龍城砦を舞台に、熱い絆と壮絶な戦いが描かれる本作で、重要なキーワードとなっているのが「継承」。サモ・ハンやルイス・クーといったベテラン俳優とともに、「城寨四少」と呼ばれる四人の若者らを演じた若手キャストが魅せる超絶アクションがとにかく凄まじいことになっている。「彼らの中にはアクション経験の少ない俳優もいましたが、みんないい役者だし、フィジカルが強かったのが良かった。フィジカルが強いってことは、無理がきく(笑)。だから、九龍城砦のセットを全力で走って、壁を蹴って、高いところから飛び降りてもらいました。そういう熱量を感じる熱血アクションをやることで、サモ・ハンたちが演じた中国武術を得意とする先代キャラとの差別化を図りました」と語る谷垣。

 そのため、『るろうに剣心』のときと同様、彼らには「カメラに合わせた芝居をしなくていい。カメラが追うから自由に動きまくって」と自由度を与え、カメラフレームの中でも、技を見せることが伝統芸能になっている往年のカンフー映画との差別化を図っている。

 「『三丁目の夕日』の世界観で、「HiGH&LOW」をやる!」という谷垣が掲げたテーマの下、スクリーン狭しと暴れまくる新世代キャラたち。その中でも「映画のリアリティラインを越えた!」と大ブレイクを果たしたのが、フィリップ・ン演じる最強・最恐の悪役・王九(ウォンガウ)である。「でも、リアリティを超えすぎて、王九が『ドラゴンボール』のレベルになったら、やっぱりお客さんが冷めてしまうと思うんですよ。詠春拳や蔡李佛拳といった武術を習得しているフィルだからこそ、説得力を出せたと思うし、彼は普通の芝居だけじゃなくて、自分を解き放つ、爆発力のある芝居ができるんです。だから、アクションシーン以外でも遊べたというか、即興のリアクションがいちいち面白いのも良かったですね」と、『ツインズ・エフェクト』(2003)以来、旧知の仲である彼の成功を喜んでいる様子だ。

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