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「ウルトラマンアーク」最終話、意外だったシュウの行動 戸塚有輝&金田昇が明かすクライマックス秘話【ネタバレあり】

シネマトゥデイ 映画情報 / 2025年1月18日 10時0分

 第24話「舞い降りる夢幻」(1月11日放送)では、トリゲロスとの戦いを経て瀕死のユウマが、夢幻獣ギルバグに立ち向かった。ユウマは、SKIPメンバーの前で振り返ることなくウルトラマンアークに変身。シュウたちはユウマが変身したアークの後ろ姿を見守っていた。

 いわゆる“正体バレ”の瞬間となった同シーンについて、戸塚は「ユウマとして振り返らないのがいいですよね。演じていて、僕も後ろを見たかったのですが、辻本(貴則)監督から『振り返らないで』という指示があったので、前を向いたまま(変身しました)」と撮影当時を回顧。シュウとして、ユウマの背中を見守っていた金田も「本当に『ユウマ、行かないでくれ』という気持ちだけで演じていました」と振り返った。

自然と決まった“別れ”のシーン

 そして、最終話となった第25話「走れ、ユウマ!」では、ルティオンの故郷へと向かうユウマと、地球に残るシュウの“別れ”が描かれた。旅立つユウマを、シュウが強く抱きしめるという涙を誘う演出も印象的だった。

 戸塚は「ハグすることは脚本上に書いてあったのですが、どうやってそこに持っていくのかは、テストを行っていく中で、僕たちの間で自然と決まっていきました」と別れのシーンの裏話を告白。物語のラストを飾る重要なシーンであっただけに、キャストや辻本監督もより一層緊張感をもって臨んでいたという。

 また戸塚は、シュウがユウマを抱きしめる行動は「すごく意外なことだった」と話す。金田は「普段のシュウなら、抱き寄せるようなことはしないはずです。でも、あの瞬間、それを可能にさせる心の動きがシュウにはあったんだと思います。なので、違和感なく演じることができました」とシュウとしての解釈を明かした。

 そして、エンドロールではSKIPの怪獣ホットラインに1本の電話が入る。相手の声は聞こえないものの、シュウたちの反応を見る限り、地球に帰還したユウマであることがうかがえる。「シュウさんがすごくユウマのことを考えてくれているんだと思ったのは、最終話のラストに電話が来るところで、めちゃくちゃ嬉しそうにしているシーンなんです」(戸塚)

 テレビシリーズは完結したが、「ウルトラマンアーク」の物語は終わらない。2月21日には初の劇場版『ウルトラマンアーク THE MOVIE 超次元大決戦!光と闇のアーク』が公開される。劇場版では、“宇宙賢者”ディグル星人サスカル(竹中直人)によって、ユウマに究極の試練が課せられ、ウルトラマンアークに似た謎の巨人「ギルアーク」が襲いかかる。(取材・文:編集部・倉本拓弥)

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