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「ツイン・ピークス」カイル・マクラクラン、デヴィッド・リンチ監督を追悼「彼が恋しい」

シネマトゥデイ 映画情報 / 2025年1月17日 12時4分

 “カルトの帝王”で知られるデヴィッド・リンチ監督が亡くなったことを受け、映画『砂の惑星』やドラマ「ツイン・ピークス」でタッグを組んだ俳優カイル・マクラクランが、自身のInstagramで追悼コメントを発表した。

 リンチ監督は1984年、当時無名だったマクラクランを『砂の惑星』の主人公ポール・アトレイデス役に起用。マクラクランは同作をきっかけにブレイクし、その後も『ブルーベルベット』「ツイン・ピークス」などのリンチ組の常連として必要不可欠な存在となった。

 マクラクランは「42年前、デヴィッド・リンチは無名だった私を、彼の最初で最後の大作映画に主演させてくれました。彼は、私自身ですら気づいていなかった何かを見抜いてくれたのです」と無名時代の自分を主演に抜てきしたリンチ監督に感謝し、「私のキャリアやいまの人生があるのは、彼のビジョンのおかげです。彼は謎めいていて直感的であり、内面に創造の海を抱えた人でした」とコメント。

 「ツイン・ピークス」などでのタッグを通して、リンチ監督と友情を深めたマクラクランは「彼は私が出会った中で最も生き生きとした人でした」「世界は素晴らしい芸術家を失いました。私は、未来を想像させ、自分では考えもしなかった世界を旅する機会を与えてくれた親友を失いました」とつづり、「言葉では伝えきれないほど、私の心が耐えきれないほど彼が恋しい。彼と出会ったことで、私の世界は豊かになり、彼が去ったことで虚しさを感じました。デヴィッド、私は永遠にあなたの“カイル”であり続けます」と故人を偲んだ。(編集部・倉本拓弥)

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