松坂桃李、父親として見つめる未来 “官僚教師”役に挑む日曜劇場「御上先生」に込めた思い
シネマトゥデイ 映画情報 / 2025年1月19日 12時0分
19日から放送開始となるTBS系日曜劇場「御上先生」(毎週日曜午後9:00~)で主演を務める、松坂桃李の公式インタビューが公開された。作品や役柄の魅力をはじめ、撮影現場の雰囲気や理想の教育環境についても語っている。
「御上先生」は、左遷同然に高校教師となった東大卒のエリート文科省官僚が、18歳の高校生たちを導きながら、権力に立ち向かう“大逆転教育再生ストーリー”。主人公・御上孝(松坂)が担任を受け持つ、私立隣徳学院3年2組の生徒役はオーディションで選ばれた29人の若手俳優が演じ、御上を取り巻くキャストとして、吉岡里帆、迫田孝也、臼田あさ美、櫻井海音、林泰文、及川光博、常盤貴子、北村一輝が出演する。
エリート官僚の御上は「何でもできてしまうタイプ」だが、決して完璧な人間ではないという松坂は「実際に生徒たちとお芝居をする中で、御上は生徒によって教師にしてもらっている感覚も。生徒たちが御上との出会いで変化していくように、御上も生徒と向き合う中で教師として成長していく話でもあるのではないかなと」と語る。
若手俳優たちとの共演には「学生らしく賑やかなときもありますが、生徒の皆さんも全員プロなので、セットに入るとちゃんと逆算してお芝居をしています。だからこそ、僕も彼らをとても信頼しています」と刺激を受けている様子だ。
撮影を通して知った教育現場の変化に驚きつつ、理想の教育環境について「1人ひとりの個性を大事に伸ばす、主体性を大切にする学習環境が今より増えたらいいなと願っています」とコメント。さらに「独身時代は数年後くらいのことをぼんやり考えていましたが、子どもが生まれてからは15年以上先のことも考えるようになりました」といい「本作がより良い社会を育むための刺激となって、それが連鎖していってくれたら、作品に携わる僕らとしてはうれしい限りです」と作品に込めた思いを語っている。
「生徒によって教師にしてもらっている感覚も」
ーー本作のオファーを受けた際の思いをお聞かせください。
飯田和孝プロデューサーからお話をいただいたのが2024年のはじめごろ。文部科学省の官僚が高校に派遣され、官僚教師として令和の18歳と共に日本教育の闇に立ち向かうという企画内容を聞いて、とても興味が湧きました。今の学生たちは自分のころと比べても全く違う環境で過ごしているはず。僕自身にも家族ができたことで、今後の日本教育について考えるようになった時期だったので、すごくすてきなタイミングでお話をいただいたと思っています。日曜劇場「VIVANT」のころからお世話になっている飯田さんの熱量に応えたいと思い、ぜひとお受けしました。
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