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日本勢が3作ノミネート!最多は『エミリア・ペレス』【第97回アカデミー賞】

シネマトゥデイ 映画情報 / 2025年1月23日 23時30分

 第97回アカデミー賞のノミネーションが23日に発表され、ジャック・オーディアール監督の『エミリア・ペレス』が作品賞、監督賞、主演女優賞(カルラ・ソフィア・ガスコン)、助演女優賞(ゾーイ・サルダナ)、脚色賞、撮影賞、音響賞、編集賞、歌曲賞×2、作曲賞、メイク・ヘアスタイリング賞、国際長編映画賞の最多13ノミネートを果たした。

 『エミリア・ペレス』は、フランスの巨匠オーディアール監督が手掛けたメキシコ舞台のミュージカルスリラー。悲願だった性別適合手術を受けて“エミリア・ペレス”という名の女性に生まれ変わったカルテルの元ボス(カルラ)がたどる旅路を、歌とダンスでつづる。13ノミネートというのは、非英語作品としては史上最多となる。

 それに続いたのが、2次世界大戦下にホロコーストを生き延び、アメリカへと渡ったハンガリー系ユダヤ人建築家の30年にわたる数奇な半生を描いた『ブルータリスト』(ブラディ・コーベット監督)、ミュージカルの大ヒット作『ウィキッド ふたりの魔女』(ジョン・M・チュウ監督)で10部門ノミネートだった。

 また、日本人監督作では長編ドキュメンタリー賞に『Black Box Diaries』(伊藤詩織監督)、短編アニメ映画賞に『あめだま』(西尾大介監督)、短編ドキュメンタリー賞に『Instruments of a Beating Heart』(山崎エマ監督)と3作がノミネートされた。『Black Box Diaries』は、ジャーナリストの伊藤監督が自身の性的暴行被害への調査に乗り出していく姿を自ら記録したドキュメンタリー。『あめだま』は韓国の絵本を基にしたフルCG短編アニメで、『Instruments of a Beating Heart』は日本の公立小学校に1年間密着したドキュメンタリー映画『小学校~それは小さな社会~』から生まれた短編版だ。

 第97回アカデミー賞授賞式は現地時間3月2日にロサンゼルスのドルビー・シアターで開催される。(編集部・市川遥)

第97回アカデミー賞ノミネーション全結果は以下の通り。

■作品賞
『ANORA アノーラ』
『ブルータリスト』
『名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN』
『教皇選挙』
『デューン 砂の惑星PART2』
『エミリア・ペレス』
『アイム・スティル・ヒア(原題)/ I'm Still Here』
『ニッケル・ボーイズ(原題) / Nickel Boys』
『サブスタンス』
『ウィキッド ふたりの魔女』

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