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中島哲也監督『時には懺悔を』製作委員会「過去作品の報道の件に関し」声明 各取り組み発表

シネマトゥデイ 映画情報 / 2025年1月21日 18時17分

 21日、映画『告白』『嫌われ松子の一生』などで知られる、中島哲也監督の7年ぶりとなる新作映画『時には懺悔を』の製作委員会がオフィシャルサイトを通じて声明を発表、本作の製作における各取り組みを明かした。

 製作委員会は「この度、本作品の中島哲也監督に関する過去作品の報道の件に関しまして、多くの皆様にご心配をおかけしておりますこと、まずはお詫び申し上げるとともに、本作品『時には懺悔を』製作にあたっての取り組みについて、ご説明いたします」とコメントを発表。

 また「当該報道で指摘されている事案を慎重に確認し、製作を決定しておりますが、当該事実関係や本作品の内容等も踏まえ、十分に協議し、各取り組みを実施しております」として、インティマシーコーディネーター及び心理カウンセラーの採用、専門家を常駐させるなどの障がいを持つ子どもへの配慮、ハラスメント講習の実施などの取り組みについて説明している。

 本作は、打海文三の同名小説を原作に、重度の障がいを抱える子どもを通して描く、親子の絆の物語。西島秀俊が主演を務め、満島ひかり、黒木華、宮藤官九郎、柴咲コウ、塚本晋也、片岡鶴太郎、佐藤二朗、役所広司が出演する。(西村重人)

映画『時には懺悔を』製作委員会の声明は以下の通り。

拝啓

この度、本作品の中島哲也監督に関する過去作品の報道の件に関しまして、同監督よりコメントが公表されました。当製作委員会では、本作品の製作にあたりまして、当該報道で指摘されている事案を慎重に確認し、製作を決定しておりますが、当該事案や本作品の内容等も踏まえたうえで、十分に協議し、以下の各取り組みを実施しておりますので、ご説明させていただきます。

1.出演者とのコミュニケーションについて

出演者と制作スタッフのコミュニケーション不足や意思疎通の行き違いなどを防ぐため、出演者と監督をはじめとする制作スタッフ間で適切に情報共有ができる体制を整えました。

特に出演者の心身への配慮が必要となる身体的接触や、感情表現が大きいシーンを撮影する際には、インティマシーコーディネーターにもご参加いただき、出演者とスタッフの間の意思疎通の適正化、円滑化を図り、出演者やスタッフの身体的、精神的なケアに重点を置いて取り組みました。

また、心理カウンセラーにも定期的に撮影現場にお越しいただき、出演者やスタッフが、直接カウンセリングを受けられる体制を整えるとともに、メールでも相談ができる環境を整えました。これにより、出演者やスタッフが、誰にも相談できない悩みを抱えたまま制作が進むことがないよう最大限配慮いたしました。

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