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セカオワFukase、友人との共作「琥珀」が映画『少年と犬』主題歌に 予告編も公開

シネマトゥデイ 映画情報 / 2025年1月23日 4時0分

 高橋文哉と西野七瀬のダブル主演で、第163回直木賞を受賞した馳星周の小説を映画化した『少年と犬』(2025年3月20日全国公開)の主題歌が、SEKAI NO OWARI の「琥珀」に決定し、楽曲を使用した予告映像が公開された。

 原作は、犬の多聞(たもん)と様々な背景を抱えた人々が触れ合う、6つのエピソードで構成された短編連作小説。大切な人に会うために岩手県釜石から彷徨ってきた多聞が、西の方角を目指して日本を縦断する旅路で出会う、傷つき、悩み、惑う人々との心の交流を描いた感動作を、原作の複数のエピソードにオリジナル要素を加えて映画化した。

 主題歌に決定した「琥珀」は、ピアノ、弦とオーボエの演奏で構成されたシンプルなアレンジの中に優しくも力強いメロディと歌詞が響く、聞き手に様々な感情を想起させるような仕上がり。主題歌のオファーを引き受けた際、Fukaseの頭に浮かんだ一つの曲がベースとなっている。

 それは、SEKAI NO OWARI の活動以前からFukaseの友人であり、新世界リチウムのベーシストでもあった千葉龍太郎さんがFukaseに聴かせていた楽曲。その後、千葉さんは事故で他界し、その曲は未完成となっていた。そのメロディに新たなメロディを加え、歌詞を書き、完成した「琥珀」。この主題歌について、Fukaseは「この曲は僕の友人との共作です」といい、「多聞のように想いを繋げるモノになっていれば幸いです」とコメントを寄せている。

 そして、この主題歌を使用した最新予告映像と本ポスタービジュアルも公開。震災で職を失い犯罪に手を染めてしまった青年・和正(高橋)と、罪を犯し秘密を抱えて生きる女性・美羽(西野)。希望を失って生きる2人が、多聞と出会ったことで「まっとうに生きよう」と必死にもがく姿を楽曲が温かく包み込むような映像に仕上がった。

 本作の脚本は『ディア・ファミリー』(2024)の林民夫、監督は『ラーゲリより愛を込めて』(2022)などの瀬々敬久が務める。Fukase、高橋文哉、西野七瀬、平野隆プロデューサーのコメント全文は以下の通り。(編集部・入倉功一)

・Fukaseコメント
この曲は僕の友人との共作です。
10年近く前にこの曲のデモを聴かせて貰ってから、誰の手元にもこの音源はなく、僕の頭の中だけに残り続けました。
まだ完成していなかったこの曲に新しいメロディをつけて琥珀という名前を付けました。
多聞のように想いを繋げるモノになっていれば幸いです。

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