美しすぎる…『室町無頼』松本若菜の高級遊女が話題沸騰
シネマトゥデイ 映画情報 / 2025年1月25日 16時32分
大泉洋が室町時代に実在した“アンチヒーロー”蓮田兵衛(はすだ・ひょうえ)役で主演を務める映画『室町無頼』(公開中)。大飢饉(ききん)と疫病により荒廃した室町時代の京都を描く本作で殺伐とした空気の中、癒やしの存在として光り輝くのが松本若菜演じる高級遊女の芳王子(ほおうじ)。その圧倒的な美しさが話題を呼んでいる。
本作は、直木賞受賞作家・垣根涼介の小説を、『22年目の告白-私が殺人犯です-』『あんのこと』などの入江悠監督が実写化。日本史上、室町時代に初めて武士階級で一揆を起こしたという記録を歴史に残した蓮田兵衛と仲間たちが、混迷の世を顧みようとしない権力に立ち向かうさまを活写する。
出演発表時には「かなり寒い時期の撮影でしたが、それを微塵も感じさせないようなすばらしい演者の皆様と入江監督とご一緒させていただきました。入江監督は木々が揺れる音や、風にもこだわりながら撮影をしていました。細やかなこだわりが、壮大なスケールに繋がっていることに感動しています」と撮影を振り返っていた松本。演じる芳王子は兵衛の想い人の設定。兵衛と対峙する警護役の首領・骨川道賢(ほねかわ・どうけん/堤真一)の間を取り持つ。
兵衛と道賢は、かつて志を同じくしながら道を違えた間柄の腐れ縁。対立しながらも互いを知り尽くした複雑な関係にあり、芳王子はもともと道賢の想い人であった。荒廃した時代において泥や黒ずみなど“汚し”を加えたくすんだ色の衣装が多い中、芳王子は白い衣をまとい、その姿はまるで天女のよう。死と隣り合わせの日々を生き抜く兵衛を包み込むような慈愛の心と妖艶さを兼ね備える一方、道賢に啖呵を切る芯の強さもある。
映画が公開されると兵衛、道賢と同じく芳王子に魅了される観客が続出し、SNSでは「美しすぎて鳥肌立った」「めっちゃ美人でウットリ」「松本若菜の凛とした美しさは注目」「妖艶」「色気も迫力もあって良かった」「美しくてカッコよかった」など興奮の声でにぎわっている。また、腹部が覗く衣装とあって美しい腹筋も注目を浴びている。
ドラマ「やんごとなき一族」(2022)のヒール役で注目を浴びた松本は、「西園寺さんは家事をしない」(2024)、「わたしの宝物」(2024)など主演作が相次ぎ、現在映画『はたらく細胞』が公開中。原作ファンの間でも人気の免疫細胞・マクロファージ役で鉈を振るうキレのあるアクションを披露している。(編集部・石井百合子)
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