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松村北斗、日本アカデミー賞のスピーチを後悔 「あれはやり直したいですね」

シネマトゥデイ 映画情報 / 2025年1月28日 20時26分

 SixTONESの松村北斗が28日、都内で行われた映画『ファーストキス 1ST KISS』(2月7日公開)の公開直前イベントに登壇。2023年の第46回日本アカデミー賞で話題賞と新人賞をダブル受賞した松村は、授賞式での余計な一言を後悔していることを打ち明けた。この日は主演の松たか子、塚原あゆ子監督も来場した。

 2021年公開の大ヒット映画『花束みたいな恋をした』や第76回カンヌ国際映画祭脚本賞に輝いた『怪物』(2023)などの坂元裕二が脚本、映画『グランメゾン・パリ』(公開中)、『ラストマイル』(2024)などの塚原が監督を務める本作。事故で夫・駈(松村)を亡くした硯カンナ(松)が、夫と出会った15年前にタイムトラベルをして若き日の夫と再会し、事故死から救おうとする。

 1月28日が「逸話の日」ということで、それぞれの逸話を発表することになり、松村が「後悔というか、あの一言だけなければな……と思ったのが、(第46回)日本アカデミー賞の新人賞と話題賞をいただいたことがあるんですけど」と切り出すと、会場からは笑いが起こり、松と塚原監督も「有名な(話)ね」と笑い合う。

 松村は「有名なんですか?」と目を丸くしながら、「新人賞と話題賞のどちらもいただいて、すごく光栄なことなんですけど、俳優ではないから場違いな気持ちがすごくて……。貰うのはうれしいですけど、問題はスピーチがあるんですよね」とそうそうたる役者がそろう授賞式を振り返る。「新人賞は粛々とお礼や喜びを伝えて何とか終われた」ものの、「話題賞のスピーチもあるんですよ。10分後くらいに同じ男が出てきて、俳優陣からすると『誰だよ!』みたいなヤツが出てきて、(僕のことを)ちょっと知っている人からすると『アイドルが上がってきたよ……』と思われていると思っているから、2回目が本当にいたたまれなくて」と渋い顔を見せる。

 そう思いを巡らせながらも、松村は「僕なんかが何度も出てきてしまい場違いだなと思っています。でも嬉しいは嬉しいです。こんな僕を話題にしてくれてありがとうございました」というようなスピーチをしたという。しかし、「ここまでで締めればいいのに、なぜか最後に『すみませんでした』と言ってしまい、会場がザワザワって……」と吐露。「あの『すみませんでした』さえなければ、もうちょっと収まりよかったのに。謝ってはけて行きました」と事の顛末を明かし、「あれはやり直したいですね。もうちょっと感謝をいっぱい伝えればよかった」と変えられない過去を嘆いていた。(錦怜那)

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