『タンポポ』『マルサの女』伊丹映画10作品を特集上映「伊丹十三4K映画祭」開催決定
シネマトゥデイ 映画情報 / 2025年1月30日 10時0分
■周防正行
伊丹十三が活躍した時代、映画は映画館で観るから映画だった。その後のフィルムからデジタルへの移行は、視聴形態だけではなく、どう作るかということについても大きな変化をもたらした。伊丹十三はフィルムで育った映画人であり、同時にテレビを含むあらゆるジャンルを横断する表現者だった。伊丹映画を劇場で観る楽しさは、改めて「映画とは何か」という問いを突きつけられることだ。ぜひ、二十世紀最後の映画を味わってほしい。
■のん
伊丹十三監督の作品は、画作りが本当にかっこいい。衣装、美術、ヘアメイク、全てのディティールがおしゃれで、配置される構図は伊丹監督の描いたイラストのようにチャーミングでユーモラス。 しかし私は伊丹作品を、DVD 映像でしか観たことがない…! あの、日本社会に息づくスリルが閉じ込められた数々の傑作達を映画館のスクリーンで観られるなんて、心ときめきます。
■山崎貴
伊丹映画は時代のレンズだったと思います。その時代ごとの社会問題をあぶり出し、それをドキュメンタリーではなく、とびきり上等のエンターテイメントとして観客に届けるという誰も出来ないことを飄々とやってのけたのが伊丹映画の素晴らしさだったと思います。
絶対誰もエンタメに出来るとは思わない場所からとんでもない原石を掘り出して皆に届ける…凄いのはその磨き上げた宝石が今もなお全く輝きを失っていないということです。
「日本映画専門チャンネルpresents伊丹十三4K映画祭」日程は以下の通り。
『お葬式』(1984):2月21日(金)~2月27日(木)
『タンポポ』(1985):2月28日(金)~3月6日(木)
『マルサの女』(1987):3月7日(金)~3月13日(木)
『マルサの女2』(1988):3月14日(金)~3月20日(木・祝)
『あげまん』(1990):3月21日(金)~3月27日(木)
『ミンボーの女』(1992):3月28日(金)~4月3日(木)
『大病人』(1993):4月4日(金)~4月10日(木)
『静かな生活』(1995)4月11日(金)~4月17日(木)
『スーパーの女』(1996):4月18日(金)~4月24日(木)
『マルタイの女』(1997):4月25日(金)~5月1日(木)
※上映期間:2月21日(金)~5月1日(木)各作品1週間上映
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