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「ブンブンジャー」相馬理、詐欺師役で映画出演 通夜に集った4人が“嘘”で騙し合う『NOT BEER』公開決定

シネマトゥデイ 映画情報 / 2025年1月30日 20時0分

 舞台「刀剣乱舞」「弱虫ペダル」の玉城裕規が主演、放送中の特撮ドラマ「爆上戦隊ブンブンジャー」で振騎玄蕃/ブンオレンジ役を務める相馬理が共演する映画『NOT BEER』が、5月30日から2週間限定で劇場公開されることが決定した。

 本作は、2013年に劇団オレガユナイテッドによって上演された舞台「Not beer but low-molt beer」を映画化したもの。認知症だった瀧ハルエの通夜の日に集まった4人が、彼女の財産を巡り嘘を繰り広げる小さな奇跡の物語。舞台は上演当時、連日満席となり話題を呼んだ。舞台版の脚本を手がけた佐渡ツムジが、映画『NOT BEER』として物語を新たに構築し、映画化に至った。

 人の良い詐欺師の鮫島優とその舎弟・押切淳平は、亡き夫の資産で暮らす老婦・ハルエと純金の入れ歯の買い取りを苦戦しながらも取り付ける。しかし、約束の日に買取に訪れると、ハルエの通夜が行われていた。ハルエの孫の早妃や弁護士の辻と居合わせることになり、帰るに帰れない状況に。そんな中、辻がハルエからの遺言書を預かっていた。開封すると「私、瀧ハルエの財産は、通夜の日に最後まで残った方に、相続いたします」というメッセージが残され、偶然相続権を得た4人は一夜の騙し合いを始める。

 主人公の鮫島を演じるのは、2.5次元作品で存在感を放つ玉城。鮫島をアニキとして慕うチャラ詐欺師・押切役には、「ブンブンジャー」で知名度を高める相馬が抜てきされた。また、瀧ハルエ役は金子早苗、ハルエの孫・二階堂早妃役は永瀬未留、弁護士・辻和成役は伊藤慶徳が務める。

 監督は、本作が初の商業映画となる中川寛崇。プロデューサーには、舞台版で押切淳平を演じた川又崇功が名を連ねる。二人のコメントは以下の通り。(編集部・倉本拓弥)

中川寛崇監督

このたび、僕の初めての長編商業映画が劇場公開される運びとなりました。映画館という特別な場所で、皆さまに作品をお届けできることを心から嬉しく思います。
本作の制作には、学生時代に共に映画を学んだ仲間たちがスタッフとして参加してくれました。彼らの情熱や創造力に支えられ、劇場公開という夢に見ていた瞬間が現実となり、本当に幸せです。
主演を演じてくださった、鮫島役の玉城裕規さんと押切役の相馬理さんをはじめ、キャストの皆さんもそれぞれのキャラクターを見事に体現し、物語に深みと温かさを与えてくださいました。特に、鮫島と押切のコンビが繰り広げる会話劇は、本作の大きな見どころです。撮影現場では笑いが絶えず、編集作業中には涙をこらえる場面もありました。
本作は一見すると騙し合いをテーマとした物語に見えますが、その裏には人間関係、信頼、そして嘘の本質が描かれています。この物語が、観てくださる皆さまの心に色々な感情や新しい発見を生み出してくれることを願っています。
ぜひ劇場でご覧いただき、鮫島たちの“完全に計画通り……とはいかない”物語をお楽しみください

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