AI、鈴木亮平×有村架純『花まんま』イメージソング「my wish」書き下ろし 予告映像が公開

　鈴木亮平と有村架純の共演で、第133回直木賞を受賞した、作家・朱川湊人の代表作を映画化する『花まんま』のイメージソングが、AIの歌う「my wish」に決定し、楽曲を使用した予告映像が公開された。

　本作は、大阪の下町で暮らす、二人きりの兄妹の不思議な体験を描いたヒューマンドラマ。早逝した両親と交わした「兄貴はどんな時も妹を守るんや」という約束を胸に生きる熱血漢の兄・俊樹を鈴木が、ある秘密を抱えた結婚間近の妹・フミ子を有村が演じ、兄妹役で初共演。『こんな夜更けにバナナかよ　愛しき実話』（2018）、『九十歳。何がめでたい』（2024）など、幅広い話題作を手掛ける前田哲監督がメガホンを取った。

　AIのイメージソングへの起用は、力強く、優しく、また人々を明るく前向きな気持ちにさせるその歌声と歌唱が、本作が描き出す兄妹や家族の喜怒哀楽といったテーマにも共鳴することから、製作サイドが書き下ろしを依頼。映画について、AIは「役者さんも内容も素晴らしすぎて久々に笑って泣いて感動しました」と絶賛。「こんな素晴らしい映画のイメージソングが歌えて光栄です!!!」と喜びを語っている。

　また、楽曲を聴いた鈴木は「静かなメロディーの中に、『花まんま』の世界と、この物語に込められた『願い』が繊細に映し出されていると感じました。静謐で重厚な旋律に、AI さんの奥深く豊かな歌声が寄り添って、まっすぐに紡がれた言葉の一つ一つが心の奥へと染み込んでくるようです」と感激。有村も「いつまでも兄と妹を見守ってくれる母のような安心感をくれるこの歌が、あの頃の温かさを思い出し、私もいつの間にかこんなに大人になったんだなぁと感慨深くもなりました」とコメントしている。

　そんな「my wish」を使用した予告映像は、たった二人の家族である、兄・俊樹（鈴木）と妹・フミ子（有村）の日常からスタート。フミ子と太郎（鈴鹿央士）の結婚が決まり、誰もが待ち遠しい日々を送る中、フミ子に”別の家族の記憶”があることが明らかに。妹の幸せを願う俊樹の純粋な想いと、フミ子がどうしても叶えたい願いが交錯するなか、AIが歌い上げる「願いはいつか叶う」という歌詞が優しく寄り添う。

　本作にはそのほか、ファーストサマーウイカ、安藤玉恵、オール阪神、オール巨人、板橋駿谷、田村塁希、小野美音、南琴奈、馬場園梓、六角精児、キムラ緑子、酒向芳らが出演する。（編集部・入倉功一）