犬目線で描かれるホラー映画、キー・ホイ・クァンが主演

シネマトゥデイ　映画情報 / 2025年2月6日 11時6分

　犬目線で描かれるホラー映画『バッド・ボーイ（原題） / Bad Boy』に、『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』でのオスカー獲得で乗りに乗っているキー・ホイ・クァンと、『ハスラーズ』やドラマ「リバーデイル」のリリ・ラインハートが主演するとDeadlineが報じた。

　あらすじは以下の通り。「犬のギャリーは、新しい飼い主のキャメロン（キー）を愛するいい子。おやつをもらったり、おなかをなでてもらったりして、最高の暮らしをしている。だけど、ギャリーは地下室に入ることは許されていない。そもそも、鍵のかかったドアを開けることができない。でも、地下室には女の子（リリ）がいる。そして、彼女は外に出て遊ぶことができない。ギャリーは知らないけれど、彼は彼女にとって唯一の希望だ」

　動物視点の作品は子供向け映画やファミリードラマでは特に珍しくはないものの、ホラー映画では異質といえるだろう。また、“いい人”のイメージが強いキーが少女を監禁する悪役というのも、新しさを感じさせる。

　監督を務める『Come Play　カムプレイ』のジェイコブ・チェイスは、「僕は犬が大好き。人間よりも好きで、ホラー映画で犬が真っ先に死ぬのにはうんざりしている！　彼らは単なるペットではなく僕たちの親友であり、犬がヒーローになるホラー映画の時代が来たと信じている。『バッド・ボーイ（原題）』は忠誠心、本能、そして人間と犬の信じられない絆についての映画だ。すごくオリジナルで、地に足がつき、サスペンスに満ちた、新たなホラースリラーとなるだろう。二人が今まで演じたことがない役柄で、キーとリリとコラボできることにも興奮している」とコメントしている。

　製作は『ロングレッグス』のデイヴ・キャプランと『M3GAN／ミーガン』のアダム・ヘンドリックス＆グレッグ・ギルレスで、「パップストラクション」のトラヴィス・ブラウンが脚本を執筆した。現在は犬のキャスティング（テリアになる予定）が行われており、8月にカナダで撮影開始予定となっている。（編集部・市川遥）