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ティルダ・スウィントンが語る女友達の重要性「常に自分のシスターズを探していた」

シネマトゥデイ セレブゴシップ / 2025年1月30日 5時13分

 本作の核には、女性同士の美しい友情がある。4人きょうだいで自分が唯一の女性だというティルダにとって、シスターフッドは昔から重要なものだった。「わたしは常に自分のシスターズを探していましたし、実際、女性の友達は、わたしの人生においてとても重要な存在なんです。それは多くの人にとってもそうなのではないでしょうか。血のつながりも超越して、シスターにしか分かち合えないことがあると思うんです。特に人生ある程度生きるとね」

 「ちなみにこれはジュリアンとわたしで大分話し合った部分でもあったのですが、人生のあるステージになると、多分多くの方が経験しているんじゃないかと思うのですが、若い頃の知り合いと再会することがあります。20年くらい会っていなかった人と、あらためて繋がることができたりする。そして、その絆ってものすごく美しいものなんです。もしかしたら、その空白の期間は毎日会っていた期間よりも美しいかもしれない。なぜなら、自分の若かった頃とあらためて繋がっているように感じるから」

 「ここ数年一緒に仕事もしているジョアンナ・ホッグ(イギリスの映画監督、脚本家)はわたしの大親友の1人ですが、出会いはわたしが10歳、彼女が11歳の時。この絆は、他の何物とも比べられないものです。互いをジャッジするようなことが全くなく、2人が完全に自由でいられて、相手が永遠に自分のためにいてくれて、自分が何をしようとそれは変わらないということがわかっているから、ありのままの自分を見せられる。結婚も子供たちも、仕事も、住んでいる国とかあるいは住んでいた国とかも、そういったものは関係ないんですよね。そういったものって、ほんの些細なものだと思います」

 「でもこうした絆は真に永遠のもの。特にマーサがイングリッドに思いを告げる瞬間ではそうです。イングリッドは死を恐れているにもかかわらず、互いに影響を与え合う──それがこの物語の最も美しいところの一つだと思います。イングリッドは死への恐怖に関するベストセラー本を出したばかりで(何よりも死を恐れているのにもかかわらず)、マーサに『自分が死ぬ時に隣の部屋にいてほしい』と頼まれます。マーサもおそらく自分1人きりでは実行できないのでは? と思っているはずです。でも、自分ができないと思っていることを実行する力を、互いが互いに与え合う。それこそ本当の愛であり、無条件の愛を形にしたものだと思うんです」(編集部・市川遥)

映画『ザ・ルーム・ネクスト・ドア』は1月31日より公開

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