「さようなら」の意味、知っていますか?

citrus / 2016年3月24日 10時0分

卒業シーズン。さようならを言うことの多い季節。ところで、この「さようなら」。意味をご存知ですか? あなたは、きちんと答えられますか?


とあるキリスト教系の学校の卒業式。外国人の校長先生は生徒にこう言いました。


「私はみんなにさようならは言いません。なぜならば、意味がわからないからです。英語のグッバイはGood By(Good Bye)。これはもとをただせばGod By。つまり、あなたのそばにいつも神様がいらっしゃるという意味です。日本語のさようならの意味、誰に聞いても教えてくれません、どなたかわかる人はいませんか?」


さて、みなさんはこう聞かれて答えられますか?


このいきさつと答えは『日本のこころの教育』(境野勝悟著、致知出版社)にある。概略はこうだ。


昔は太陽のことを「今日様」とよんでいた。「こんにちは」と言うあいさつは、「やあ、太陽さん」という呼びかけだった。「元気ですか?」とは、元の気という意味で太陽のエネルギーをさす。「こんにちは、元気ですか?」とは、「今日も太陽さんと一緒に明るく元気に生きていますか?」という確認の挨拶なのである。


そして、これを受けて、「はい、元気です」「はい、太陽さんと一緒に元気に生きていますよ」と応答する。


そしてその返事として、「さようならば、ごきげんよう」。つまり、「そうですか、太陽さんと一緒に生活しているならばご気分がよろしいでしょう」ということだ。


「こんにちは、お元気ですか?」
「はい、おかげさまで元気です」
「さようなら、ごきげんよう」


これが日本人のあいさつの基本なのである。



江戸時代までは、きっちりと「さらば、ごきげんよろしう」とか「さようなら、ごきげんよう」といっていたが、明治時代になると男性は「さようなら」と言い、女性が「ごきげんよう」と掛け合うようになる。昭和になると女性もほとんど「ごきげんよう」を言わず、「さようなら」だけを言うようになった。


ごきげんようがなくなって久しく、今の日本人はさようならの意味が分からなくなってしまったのだ。


なるほどである。ごきげんようもほとんど使わないのが昨今だ。なにか気取ったような感じがして、使いにくいと言ったほうがいいかもしれない。


今風に言い換えれば、


「おっはー、今日も太陽さんと一緒に元気にやってるー?」

「おっはー、うんうん、今日も太陽さんのおかげで、超元気で生きてるよー。ありがとう」

「いいねいいね、だったらいいねー。今日もおたがい頑張ろうねー」


的な感じでとらえればいいのかもしれない。


さようならの意味。日本人なら覚えておきたいことだ。時にはこんな内容もいいでしょ?

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