ZOZO前澤氏は「心配させる」タイプ? ビートたけしが語る“教祖”論から考える

citrus / 2019年9月17日 12時0分

出典:前澤友作氏公式ツイッター(@yousuck2020)より

ZOZOの前澤友作社長(43)が9月12日、代表取締役を退任し、同社を退社した。同日、Yahoo!が同社を株式公開買い付け(TOB)で子会社化すると発表。夕方には前澤氏本人が都内で記者会見も行った。


さすがというべきなのか、例によって(?)、キャッチーなセリフが飛び交いまくる会見であった……ようだ。


(「ツイッターをやらなければよかった?」という質問に対し)「やらなきゃよかった。うん、よく思いますね。(ツイッターで株価が落ちたという説もあったが)直接的な因果関係は分かりませんけど、(自分は)感性的に経営するところがありまして。感性って、風を読み間違える、違っちゃうこともあるんで…。具体例は挙げませんけど、当然たくさんのミスをしたとは思っています。反省もしています」


(退任を決めた理由について)「私事ですみません。以前から宇宙に行きたいと話していますが、現在も計画は順調に進んでいます。宇宙にどうしても行きたいので、宇宙に行くためのトレーニングが必要で、その準備をするためにも今回スッキリ社長を辞めることにしました」


(交際中の女優・剛力彩芽に関する質問に対し)「今日は大切な資本業務提携の話ですので、極めてプライベートな質問は…また別の機会にしていただけたら、その時は積極的に答えられるかなと思います」


今回の報道を受け、ネット上には早くも前澤氏の社長としての資質や「会社売却→退任」といった顛末に関する分析をアレコレ書き連ねる記事やコラムが溢れかえっている。「欲しいものはなんでも手に入れようとする少年のような心の持ち主」「前澤氏が持つカリスマ性と豪快さが逆に独走を許してしまった」「ZOZOはアパレルECサイトを運営しながら、結経はアパレル業界に寄り添っていなかった」……etc.


ビートたけしが、自著『孤独』(SB文庫/2008年刊行)で、こんなことを語っている。


俺も、もしかしたら現代的な教祖みたいなものになっているのかもしれないけど、「教祖の生き方」には3つの分類がある。

一つは尊敬される方法。芸人で言えば、俺もああいう芸をしたいなって弟子から思われるタイプ。それから、二つ目は感謝される方法。弟子の面倒をよくみてあげるタイプ。ほいで、俺の場合は三つ目の、みんなに心配させる方法なの。上の人にも下の人にも今まで散々言われたもん。たけちゃんとかたけ坊とか、たけしさんとか、みんな心配でしょうがないって言うんだよ。


私は前澤氏とまったく面識がないし、ZOZOサンとお仕事をしたことも一度もないので、これはあくまで推測の域でしかないのだけれど、おそらく前澤氏も教祖……ならぬ社長時代は、ビートたけしが指摘するところの「みんなに心配させるタイプ」だったのではなかろうか。「シャチョー、剛力サンとラブラブばっかしててホントに大丈夫?」「どうしても宇宙に行きたいからって、宇宙に行くためのトレーニングが必要だからって、会社を途中で投げ出すなんて、普通ナシでしょ」「でも、前澤サンだからしょうがないよね…(苦笑)」……。いわば部下たちは、前澤氏の「なぜか放っておけない“困ったちゃん”的な未完成感」に惹かれ、結果として全社員が全知力・能力をかけて前澤氏をフォローし続けてきたのではないか?


前澤氏のトップとしての資質だとか、退任劇の要因だとか、そんなことはどうだっていい。重要なのは「社長として有能」であるよりも、「ヒトとして面白い」こと。そして、前澤氏の一挙手一投足は、少なくとも端から見ているかぎり、常人を超えて確実に面白い。これからも陰ながら見守っております! 孫サンならともかく、私が見守ったところでなんのタシにもならんだろうけど(笑)。

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