国産ジェット旅客機 三菱「MRJ」をJAL導入へ!

clicccar / 2014年8月30日 14時33分

JAL(日本航空)が8月28日、三菱航空機が製造する最新鋭のリージョナルジェット「MRJ」32機の導入を発表しました。

発注総額はおよそ1,500億円にのぼるとみられており、2021年中を目処に「MRJ」をグループ会社「ジェイエア」の国内線に投入する計画と言います。 

(出展 JAL)

おりしも航空事業は従来のように大型機で世界の都市間を大量輸送する時代から比較的少人数の乗客を対象に、航続距離3,000km程度の地域間を網羅する「リージョナルジェット」の時代に移行しています。 

今後20年間でおよそ3倍になると予想される航空旅客市場に於いてリージョナルジェットは特に成長が見込まれており、約5,000機以上の新規需要が期待されています。 

今回JALが導入を決めた「MRJ」は「YS‐11(1962年)」や小型ビジネスジェット「MU-2(1963年)」、「MU‐300(1978年)」で航空機製造の実績を持つ三菱航空機(当時は三菱重工)が新たに世界に送り出す次世代のリージョナルジェット。 

三菱航空機は2008年にトヨタ自動車、住友商事、三井物産等の各社から1,000億円の出資を得て名古屋市で「MRJ」の開発プロジェクトをスタート。 

経済性、省エネ、低騒音に配慮した席数70-90席クラスの最新鋭機として開発されており、5年間に渡る開発を経て初フライトに向けた生産が大詰めを迎えている状況。 

エンジンはプラット・アンド・ホイットニー社製の「PW1200G」低騒音型エンジンを採用。

炭素繊維複合材の採用で機体を軽量化、燃費を従来機比で20%以上削減することで1機あたり年間4,000トンのCO2を削減するなど、同クラスの航空機の中で最も静かでクリーンな機体に仕上がっていると言います。 

また軽量化に伴い、滑走距離も従来機に比べて大幅に短縮されています。

最新鋭のデジタルフライバイワイヤを導入したコックピットには操作性や視認性に優れた15インチの大型液晶ディスプレイパネルを採用。 

 

航続距離は全世界の地域航空ネットワークを十二分にカバー。

 

機内は大型手荷物収納スペースと広いヘッドクリアランスを両立。 

エコノミークラスのシートはクラストップの座面幅を確保、さらにシートバックをスリム化することで後部席の足元スペースにゆとりを持たせており、新幹線並みの快適性を実現。 


(出展 三菱航空機)

国内では全日空が既に25機を発注しており、今回のJALの導入はそれに続くもの。

海外では米トランス・ステーツ・ホールディングが2010年に、米スカイウェストが2012年にそれぞれ導入を決めているようです。 

国産初のリージョナルジェット「MRJ」は2017年の初号機納入を目指しており、近く初飛行が実施される予定。 

JALを含め、日本の大手航空会社2社が採用を決めたことで、海外航空会社へのアピール度も高まっており、今後「MRJ」は海外輸出についても大いに期待できそうです。 

■MRJ 三菱リージョナルジェット
http://www.mrj-japan.com/j/index.html

(Avanti Yasunori)

【画像をご覧になりたい方はこちら】  http://clicccar.com/2014/08/29/266274/

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