アメリカで自動運転の実用化を狙うトヨタ3つの技術とは?【動画】

clicccar / 2014年9月7日 8時3分

自動運転という言葉が「1人歩き」している感もあり、本当に実現するの? 何だかよく分からないよ。というのは私も含めて多くの方が抱いている感想ではないでしょうか。

しかし、即完全な自動化はまだまだ無理にしても、少なくても技術的には自動運転の芽を感じるものが出てきています。

GoogleなどのIT系、日産自動車などの自動車メーカーも市場を牽引しようと、自動運転のロードマップを示していますが、ひと足で実現するものではなく、段階を踏んで目標達成を狙っています。

注目のトヨタは、9月7日からアメリカのミシガン州で開催される「第21回ITS世界会議デトロイト2014」(以下、ITS世界会議)を前に、安全運転支援に向けた自動運転技術開発の進捗状況を公表しました。

トヨタは昨秋、高速道路上での安全運転を支援することを目的にAHDA(オートメイテッド・ハイウェイ・ドライビング・アシスト))を開発して公表しています。

「AHDA」は、車車間通信技術を搭載せず、米国の実際の道路環境にあわせて改良されているのが特徴。

時速70マイル(約110キロ)まで対応可能で、主に3つの技術により、高速道路で安全に車線・車間を維持しながら走行できるように運転を支援します。

1:ダイナミック・レーダー・クルーズ・コントロール(DRCC)

フロントグリルに搭載された77GHzのミリ波レーダーで先行車を検知し、一定の車速および先行車との距離を確保。

2:レーン・トレース・コントロール(LTC)

前方カメラや77GHzのミリ波レーダーからのデータを用いて白線や前方車両を検知し、最適な走行ラインを算出。自動的にステアリングや加減速を適切に調整し、ドライバーが車線内で、走行ラインをより簡単かつ安全に維持できるように支援するものです。

3:ヒューマン・マシン・インターフェイス(HMI)

高度運転支援システムでもドライバーが常に運転の主役であるべきとの考えにより、手動運転と自動運転の切り替えがスムーズに行えるよう、専用のHMIを採用。

今回、公表された「AHDA」に基づいた技術は、2010年代半ばに米国で商品化する予定だそうです。

また、開発中の、ほかの注目技術も公表されています。

車載用イメージングレーザーレーダー(SPAD LIDAR)

性能向上だけでなく、大幅な小型化、低コスト化を図り、コンパクトに車載することが可能。従来のミリ波レーダーとステレオカメラ両方の機能をひとつで備え、障害物の位置や形状を高精度で検知できるとともに、昼夜問わず、外光にあわせて感度を調節するアクティブセンサーを搭載しているのが特徴です。

3Dヘッドアップ・ディスプレイ(3D-HUD)

車両の状態、標識や交通状況などの情報をフロントウインドウ越しの道路上に重なるように3D表示することが可能で、クルマとドライバーが「チームメイト」となるキーデバイスとして研究している技術。

米国でのハイウェイなどでは車車間通信技術を使わずに、ある程度自動運転が可能であれば、日本での導入も期待されます。

(塚田勝弘)

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