電欠レスキュー車がEVの「電欠」不安を払拭する!?

clicccar / 2014年9月21日 16時33分

EVの主な課題は、インフラ整備はもちろん、航続可能距離とガソリン車と比べると割高に感じる価格面(車両価格)。

価格は補助金やランニングコストである程度フォローできるとしても、航続可能距離はテスラ・モデルSのように高額になっても電池をたくさん積むしか現在のところ解決策は見当たりません。

北米で好調だという日産リーフは国内でもガソリン高が続けば、価格も下げていますから環境的には追い風が吹いている状況といえるでしょう。

PHVを含むハイブリッドかクリーンディーゼルか、あるいはEVかと迷った時に、EVでやはり気になるのはEVの航続可能距離……。

毎日近所の買い物や通勤程度でしか使わないのであれば、EVでも十分にまかなえるはずですが、万一の電欠に備えた仕組みがあればより安心です。

マイダス・ラボが「電気自動車開発技術展(EVEX)2014」でアメリカの「Andromeda Power LLC 」の車載型急速充電器「ORCA Inceptive」の実演をしました。

マイダス・ラボでは、電欠の不安や煩わしさの解消を担う「迅速な電欠レスキュー」はEVの普及促進にとって必要不可欠なソリューションと分析。

電欠してしまうと、大がかりな電欠レスキュー車があればいいですが、すぐに来ない場合はレッカー移動に頼るしかありません。

今回、マイダス・ラボが実演したコンセプトの「EV to EV concept 」は、レスキュー車の走行用バッテリーをレスキュー給電にそのまま活用することで、従来の大がかりな電欠レスキュー車と比べると圧倒的にシンプルで実現性に優れるとのことで、同社では、この最もシンプルな電欠レスキュー車の導入支援を実施。

「ORCA Inceptive」は、日産リーフのトランクに搭載できる「CHAdeMO」仕様の小型で高出力(最大出力50kW)な急速充電器です。

電欠車両に対し、6~10分で5 kWhの電力を急速充電可能で、これにより電欠した車両は30km~40kmの走行ができるように。

給電用のエネルギーにはレスキュー車自身の走行用バッテリー(日産リーフ/e-NV200の場合24kWh)を使用することで、レスキュー車へ発電機や追加バッテリーの搭載が不要なため、低コストに電欠レスキュー車の導入が可能になっています。

■日産がリーフ通勤の企業へ環境づくりをサポート
http://clicccar.com/2014/08/15/264715/

■日産e-NV200は商用車こそEVが適任と自信とともに発表
http://clicccar.com/2014/06/10/258549/

(塚田勝弘)

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