マツダ新型「デミオ」公道試乗。Dはディーゼルらしく、Gはガソリンらしく

clicccar / 2014年9月19日 19時3分

2014年9月11日より予約開始、発売予定日はガソリン車(FF)が9月26日、ディーゼル車(FF)が10月23日、4WD車は12月頃となっている、マツダの4代目「デミオ」に、はやくも公道で乗ることができました。

3代目モデルで話題を集めた新世代ガソリンエンジン『SKYACTIV-G 1.3』を、今回は新しい方向で進化させたとアピール。そして国産Bセグメントカーとしては初のクリーンディーゼル『SKYACTIV-D 1.5』は、FF・MTグレードで30.0km/Lという省燃費ぶり、第四のエコカーとして話題を集めています。

従来のSKYACTIVではガソリン、ディーゼルともに14.0の圧縮比(ガソリンにとっては高圧縮、ディーゼルにとっては低圧縮)を目指すことを基本としていましたが、新しいデミオでは、ガソリンエンジンの圧縮比は12.0、ディーゼルエンジンでは14.8となっています。

果たして、こうした圧縮比の変化はデミオの両SKYACTIVエンジンにどのような変化をもたらしたのでしょうか。

結論からいえば、『SKYACTIV-G 1.3』は小排気量4気筒ガソリンエンジンらしい軽快で高回転まで楽しめるキャラクターに、クリーンディーゼル『SKYACTIV-D 1.5』はディーゼルらしいタフなエンジンに仕上がっていました。

まず、ガソリンエンジンはレスポンスで明らかにディーゼルをリードします。積極的にロックアップさせてダイレクト感を強調した6速AT『SKYACTIV-DRIVE』を採用したことも納得のファンのあるガソリンエンジンです。

一方、話題のクリーンディーゼルはATでは押し出すような加速感を、MTでは早めのシフトアップでも音を上げない太いトルクを感じさせる仕上がりです。なお、ディーゼルエンジンの最大トルクはATが250Nm、MTで220Nmとスペックが異なっていますが、エンジン単体での違いはそれほど感じられませんでした。

コクピットでハンドルを握っているときは、それほど気にならないディーゼル特有のガラガラ音は、停止時には車外でも確認でき、ボンネットフードを開けるとそれなりに盛大ですが、これもディーゼルらしさを隠さないデミオのキャラクターからすると違和感ナシといえましょう。

新型デミオのメーカー希望小売価格(消費税込)は、次の通り。

●1.3リッターガソリン
13C(6AT・FF):135万円
13C(6AT・4WD):154万4400円
13S(5MT・FF):145万8000円
13S(6AT・FF):145万8000円
13S(6AT・4WD):165万2400円
13S Lパッケージ(5MT・FF):171万7200円
13S Lパッケージ(6AT・FF):171万7200円
13S Lパッケージ(6AT・4WD):191万1600円

●1.5リッタークリーンディーゼル
XD(6MT・FF):178万2000円
XD(6AT・FF):178万2000円
XD(6AT・4WD):197万6400円
XD ツーリング(6MT・FF):194万4000円
XD ツーリング(6AT・FF):194万4000円
XD ツーリング(6AT・4WD):213万8400円
XD ツーリング Lパッケージ(6MT・FF):198万8000円
XD ツーリングLパッケージ(6AT・FF):198万8000円
XD ツーリング Lパッケージ(6AT・4WD):219万2400円

今回、試乗できたのはガソリン、ディーゼルともFFのみで、ワインディングを中心としたロケーションだったためロングツーリングでの燃費は不明ですが、いわゆる「曲がる・止まる」の部分ではウィークポイントといえるのはリヤ・トーションビームの横剛性くらいのものでした。

装備やラゲッジスペースなどで不満を感じる向きもありましょうが、愛車の選択基準において「走り味で我慢するのはイヤ」という項目を再優先にしているドライバーなら、価格以上の満足度が得られるBセグメントのコンパクトカーといえそうです。 

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