マツダ新型デミオ公道試乗 ─ ガソリンは1.3リッター以上の力強さ!

clicccar / 2014年9月26日 11時33分

2014年9月11日より予約開始となっているフルモデルチェンジした4代目のマツダ・デミオ。

話題の中心は国産Bセグメントとしては唯一のクリーンディーゼル搭載モデルでしょうが、発売予定日はガソリン車(FF)が9月26日、ディーゼル車(FF)が10月23日となっていて、ガソリン車が先行するスケジュールになっています。

そのガソリン車のトップグレードとなる「13S L Package(FF・6速AT)」に公道試乗することができました。

3代目デミオで世に出たマツダの新世代ガソリンエンジン『SKYACTIV-G』 は、レギュラーガソリン仕様ながら14.0という高い圧縮比設定の直噴エンジンで、理論効率に優れるミラーサイクル(高膨張比サイクル)を採用していたこともあり、内燃機関の究極を目指すマツダというイメージを強くしたものです。

新しくなったデミオにも『SKYACTIV-G』 は搭載されていますが、3代目ではCVTだったトランスミッションを、『SKYACTIV-DRIVE』と名づけた6速ATへとチェンジしているのが大きな変更点(FFには5速MTも用意されています)。

さらにスペックを確認すると、圧縮比が12.0へと下げられていることが目立っています。 また、従来は吸排気に可変バルブタイミング機構を備えていましたが、新しいエンジンでは吸気のみ可変バルブタイミング(油圧式)となっています。

それによって、どのように変わったのでしょうか。

圧縮比は下がったといっても、カタログの主要燃費向上対策の項目に「ミラーサイクル」とあるので、高膨張比領域を利用しているのは間違いありません。

しかし、試乗している限り、ミラーサイクルだからパワーは控えめといった印象を受けることは皆無。むしろ、圧縮比と膨張比がほぼ同等のオットーサイクルで動いているような感触で、1.3リッターという排気量に期待する以上の力強さがあります。

さらに、シフトレバー後方にあるスイッチを操作して「SPORT」モードにすると、トランスミッションの変速タイミングがスポーツモードに切り替えられ、エンジンを高回転寄りに使うようになるのはもちろん、エンジン自体もよりパワフルな制御に変わったような感触。カタログの最高出力は68kW(92馬力)と控えめな数字ですが、一割増といえるほどの体感加速を味わえます。

赤信号などで停止すると、アイドリングストップ機構が働いてエンジンが停止するという環境性能も先代モデルから受け継ぐデミオの魅力。エンジン停止状態からブレーキを緩めると再始動するのですが、そのときの静かで、振動の少ないスムースさはライバルに対するアドバンテージといえましょう。

マツダ独自の「i-stop」テクノロジーは、最適なポジションに停止させたピストンに対して、燃料を筒内噴射、さらにセルモーターにあるアシストを加えることで、短時間で再始動させられる機構。圧縮比12.0というと、いまやポート噴射でも対応できそうな印象もありますが、燃料噴射システムに直噴を使っていることで、スムースなエンジン再始動というメリットがあることが実感できたのです。

 

 ●マツダ・デミオ 13S L Package(AT) 主要スペック
車両型式:CBA-DJ3FS
駆動方式:前輪駆動
全長:4060mm
全幅:1695mm
全高:1500mm
ホイールベース:2570mm
車両重量:1030kg
最小回転半径:4.7m
タイヤサイズ:185/65R15
エンジン形式:直列4気筒DOHC ガソリン直噴
エンジン型式:P3-VPS
総排気量:1298cc
圧縮比:12.0
最高出力:68kW/6000rpm
最大トルク:121Nm/4000rpm
燃料消費率:24.6km/L (JC08モード)
燃料タンク:44L・無鉛レギュラーガソリン
サスペンション形式:前 ストラット/後 トーションビーム

●マツダ・デミオ ガソリンエンジン搭載車メーカー希望小売価格
13C(6AT・FF):135万円
13C(6AT・4WD):154万4400円
13S(5MT・FF):145万8000円
13S(6AT・FF):145万8000円
13S(6AT・4WD):165万2400円
13S Lパッケージ(5MT・FF):171万7200円
13S Lパッケージ(6AT・FF):171万7200円
13S Lパッケージ(6AT・4WD):191万1600円 

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