アウディが開発した「燃料電池車」は充電できるPHV!

clicccar / 2014年12月4日 8時3分

先頃開催されたロサンゼルスモーターショー2014でアウディが「A7スポーツバック」をべースにした燃料電池車 「A7 Sportback h-tron quattro」を初公開、一般公道でデモンストレーション走行を披露しました。

駆動用モーターを車両前後に各1個配置、前後アクスル間にメカニカルなリンクは存在しておらず、電気式4WDシステムを介して総合出力170kW(231ps)を路面に伝達。

同社はこれまで「e-tron」や天然ガスを燃料とする「g-tron」を発表しており、今回発表した「h-tron」を燃料電池を使ったPHVと位置付けています。

水素1kgで100kmの走行が可能で、ガソリンエンジンに換算した場合の燃費は27km/L。

床下に4個のカーボンファイバー製水素タンクを搭載しており、水素の充填に要する時間は3分、最大航続距離は約500kmとなっています。

蓄電容量8.8kWhのリチウムイオンバッテリーを車両後部に搭載しており、PHVならではの外部充電機能やエネルギー回生により、航続距離を最大50kmまで延長可能。

水素タンクから車両前部のFCスタックに水素を送って発電する一方、減速時のエネルギー回生で得た電力をリチウムイオンバッテリーに蓄電、急加速が必要な際にこの電力でモーターアシストする構造。

心臓部のFCスタックは300個以上のセルで構成、総発生電圧は230~360V。

ちなみに駆動用バッテリーは「A3 Sportback e-tron」と共通で、モーターも同グループの「e-Golf」用を使用しています。

車両質量は1950kgで、0-100km/h加速は7.9秒、最高速度は180km/h。

Audiの技術開発担当取締役のProf. Dr. ウルリッヒ ハッケンベルク氏は「マーケットの受け入れとインフラ整備の状況が整い次第、すぐにでも市販モデルを発売出来る状態にある」と説明しています。

アウディのFCVは水素燃料がゼロになっても走行が可能なPHVとしての側面を併せ持つところがミソという訳です。

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