Dセグメントのベンチマークである新型Cクラスに死角はあるか?

clicccar / 2014年12月23日 11時33分

新型Cクラスの完成度はかなり高く、現状ではDセグメントのベンチマーク(トータル性能において)は新型Cクラスだなと思わされます。

しかし、完全無欠なクルマなどあるはずがなく、いくつかの欠点や改善してほしい点もあります。

ボディは先代のW204から全長は100mm近く長くなり、全幅は40mmワイドになっています。1810mmの全幅は、1800mm制限の立体駐車場にギリギリ入ったとしてもたとえばマンションの規約などで入庫できないケースも出てくるでしょう。

また、一戸建てなどの駐車場でも先代までなら何とか入っていた場合だと新型は入庫できないこともありえます。

ボディの大型化の理由として、一般的には「安全性向上」、「居住空間向上」、「ユーザーの平均身長など体格が大きくなっている」などが挙げられるケースがあり、ライバルを横目で見ながらサイズアップを図るケースもあります。

確かに先代W204型は、ライバルよりも少し小ぶりで、居住性などではわずかに差をつけられている印象もありましたが、4.6m未満の全長や1770mmの全幅は日本の道路事情にもマッチしていました。

最小回転半径こそ先代も新型も5.1mで変わっていませんが、狭い道の通り抜けやすれ違いなども先代より注意が必要なのは間違いないでしょう。

コクピットの各種操作もかなりの慣れが必要です。ステアリングの右側から生えてくるお馴染みのシフトレバーは、まさに慣れればいいのでしょうが、日本車からの乗り替えだと運転中に誤って操作してしまう可能性があります。

また、10キーが姿を消してスッキリしたセンターコンソールの操作性は良好ながら、COMANDシステムに覆い被さるように新たに加わったタッチパッドは、この種の操作系がそうであるようにかなりの熟練が必要で、「ゼロ」から触り始めるとその操作ロジックを覚えるのに時間がかかります。

また、右ハンドル車はドライバーが操作する場合は左手になりますが、このタッチパッドに限らず右利きの人だと微妙な操作ができないのも厳しいところ。

新たに加わったタッチパッドと、従来からのCOMANDシステムのどちらでも同じ操作ができる機能が多いのも最初は戸惑います。おそらく慣れてくると使いやすい方で操作するのが人間の自然な反応ですので、どちらかがほとんど宝の持ち腐れになる可能性もあります。

困った時は取扱説明書を見るのが一番ですが、デジタル版の取扱説明書の操作にも慣れが必要など、操作系は正直使いやすいとは思えませんでした。

しかし、タッチパッドもCOMANDシステムも助手席の乗員が操作すればいいと考えればいくつかの問題点は解決しますが、現実的にはドライバーが触れる機会が多いはずだけに、今後どのようにインターフェイスを進化させていくのか注目です。

■2014年の「インポート・カー・オブ・ザ・イヤー」に輝いた気になる走りは?
http://clicccar.com/2014/12/17/282485/

(塚田勝弘)

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