水素社会へ燃料電池でアクセルオン、新型ミライ登場!

clicccar / 2015年1月3日 8時3分

中学生の頃、水に通電して水素と酸素に分解する「水の電気分解」の実験をやりました。その時に水素と酸素の化学反応で「電気と水」ができると教わり、物質の不思議さに感心したものです。

これこそが燃料電池の原理ですが、クルマで実用化するには課題山積で、水素が石油社会で競争力を発揮するのは極めて困難と言われてきました。

今回トヨタが開発した新型ミライは、世界初の市販燃料電池車として登場しました。しかもトヨタはHVのプリウスと同様に、従来のクルマと同じ操作性を踏襲。そして燃料電池車ならではのエコ性能とファン トゥ ドライブを織り込み、誰もが「水素社会」の超高度なクリーンテクノロジーを享受できるようにしたのです!

■ミライを見据え、水素社会へアクセルオン

燃料電池車ことFCV(フューエル・セル・ヴィークル)は、機能的に「発電」と「動力」に大別されます。発電ユニットは、水素と酸素を反応させる燃料電池(FC)スタックと超高圧水素タンクで、まさしく最新技術の結晶で構成。動力ユニットは、モーターと駆動用バッテリーの組合せで、HVで鍛え上げた技術をフルに活用しています。

ボディは、クラウン級の4人乗り4ドアセダンを採用。モーターによるFF駆動で走りはEVに近く、燃料電池の低重心パッケージによりハンドリングも優秀。航続距離は約650km(JC08モード)を達成し、走りも得意分野となっています。水素の充填時間も約3分と短く、EVが抱える航続距離と充電時間の弱点を完全に払拭しました。

■デザインコンセプトは「知恵をカタチに」

燃料電池車の最大の特徴は、「走りながら空気を吸って水を作る」こと。そこで新型ミライでは、燃料電池車独特の機能と技術を造形に活かすべく、「知恵をカタチに」をコンセプトにデザイン開発が進められました。

フロントマスクでは、燃料電池車の空気を吸い込むイメージを大型サイドグリルで表現。エッジの効いた三角形のサイドグリルが、新型ミライ最大の見せ場となっています。ボディでは、サイドビューを水のティアドロップに見立ててデザイン。前衛的なエッジと水の流れる優しさを融合させ、未来的で優雅なシルエットを実現したのです。

(拓波幸としひろ)

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