価格差44.5万円! ホンダS660とビートを比較してみると…?

clicccar / 2015年4月3日 11時33分

ガチスポ(本気のスポーツカー)として登場したホンダS660。ミッドシップ・2シーター・オープンというプロフィールから、1991年に誕生したホンダの軽スポーツ「ビート」の再来という声も少なくありません。

 

ビートは時代背景やNAエンジンだったこともあり、ソフトなイメージもありますが、この2台のスペックを比べると、はたして共通点はあるのでしょうか。

全長、全幅といったスペックは、ビートとS660では軽自動車の規格が違う時代なので、サイズが異なるのはもちろんですが、 全高やホイールベースは意外にも近い数字となっていることに気づきます。

車両重量はS660が70kgほど重くなっていますが、全長と全幅をかけた面積で比較すると、S660のほうが約9%広く、その比率から計算すると800kg以上になっているのは不思議なことではありません。

軽自動車の衝突安全基準も厳しくなっていますから、それも重量増につながっているのでしょうし、ABSや横滑り防止装置もS660は備えています。

その上、S660には運転席用SRSエアバッグ(連続容量変化タイプ)、助手席用SRSエアバッグ(内圧保持タイプ)、そして両側にサイドエアバッグ(容量変化タイプ)といった安全装備もついていますが、ビートが発売された頃はSRSエアバッグはまだまだ珍しい装備で、そうした要素を考えると、圧倒的に重くなったとはいえないかもしれません。

なお、ビートのSRSエアバッグは運転席のみで、8万円(税抜き)のメーカーオプション設定となっていました。

 ●ホンダS660 ビート主要スペック比較

 S660ビート全長(mm) 3395 3295全幅(mm) 1475  1395全高(mm) 1180  1175 車両重量(kg) 830 760 ホイールベース(mm) 2285 2280 最高出力(PS/rpm) 64/6000  64/8100最大トルク(kg-m/rpm) 10.6/2600 6.1/7000 燃料消費率(km/L)21.2(JC08モード) 17.2(10モード)税抜き価格 183万3334円 138万8000円(デビュー時)

比較しやすいように、エンジンスペックなどの単位はビートに合わせています。

最高出力こそ同じ数字ですが、発生回転やトルクの大きな差は、DOHCターボのS660と、自然吸気SOHCのビートというエンジンの違いを感じさせます。それでいて、燃費性能では、そもそも不利なJC08モードながらS660が優勢なのは技術の進歩を感じます。6速MTを採用したことも燃費性能を向上させた理由のひとつでしょう(アイドリングストップの備わるCVTでは24.2km/Lとさらに良好)。

価格について、税抜きで比べると、44万5334円差。エアバッグなどの装備の違いを考慮すると、こちらも単なる値上げというよりも、装備差による価格上昇という面もあるといえそうです。

ちなみに、実質的にビートの最終仕様となった特別仕様車「バージョンZ」は、アルミホイールなどを標準装備して145万円でした。そのバージョンZではビートとして唯一ABSがオプション設定されてたのもトピックス。つまり、標準車にはABSが備わっていない時代でもあったのです。

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