日産自動車、三菱自動車、NMKVの三社、軽自動車の協業を拡大、次期型モデルを共同開発へ

clicccar / 2015年10月25日 6時3分

日産自動車、三菱自動車、並びに両社の合弁会社であるNMKVの三社は、現行軽自動車の次期型モデルについても、三社共同でのプロジェクトとすることに合意した、と発表しました。


(画像出典:三菱自動車工業)

日産「デイス」、三菱「ekワゴン」の次期型モデルの開発について、今後は日産も商品企画に限らず、実際の開発・設計業務を分担することになり、開発と生産の連携を担当する部署を新た設ける模様です。また、次期型モデルの生産は引き続き三菱自動車の水島製作所で行う予定とのことです。


(画像出典:日産自動車)

三社の軽自動車に関する協業事業は、水島製作所の稼働率を向上させたい三菱自動車と、軽自動車を持たず、軽自動車をラインナップに加えたい日産が、2011年6月に合弁会社のNMKVを設立してスタートしました。

この協業により、2013年6月に日産「デイズ」、三菱「eKワゴン」、2014年2月には「デイズルークス」、「eKスペース」を登場させました。

今回の次期型モデルに関する基本合意で、三社の協業事業は拡大することになります。

(画像出典:東芝)

さらに、三社の協業プロジェクトでは、今後ガソリン車に限らず軽自動車EVの企画開発にも取り組むことになったことが明らかにされ、三菱の軽EV事業のなりゆきに注目が集まります。


(画像出典:東芝)

三菱は「i-MiEV」で軽EVの分野で先行していますが、i-MiEVの一部には、東芝製のリチウム蓄電池「SCiB」を搭載したモデルがあります。このSCiB蓄電池は、大容量・長寿命・急速充電・低温耐久性が特徴で、EVに適した特性を備えています。

EVの蓄電池にSCiBを採用しているのはi-MiEVの一部モデルだけで、次世代のEV用蓄電池をめぐる話題になっています。この三菱のSCiB搭載モデルが今後の協業プロジェクトで、どうなるのか気になるところです。


(画像出典:東芝)

今回の軽自動車事業の基本合意について三社はそれぞれ、次のようにコメントしています。まず日産自動車CCOの西川廣人氏のコメント。

次期型軽自動車から、日産自動車が開発業務により深くかかわることで、既に登録車に採用している安全・環境などの先進的な技術を、軽自動車領域にまで容易に適用拡大することができます。

次に、三菱自動車社長兼COOの相川哲郎氏のコメント。

三菱自動車にとって軽自動車は、国内販売の過半数を占める重要セグメントです。現行モデルに続き、次期型モデルも水島製作所で生産することにより、これまで三社で取り組んできた生産コストや生産効率、品質面等での改善活動を更に加速し、より競争力のある商品を提供してまいります。

最後に、NMKV社長兼CEOの遠藤淳一氏のコメント。

新しいスキームは、これまでのNMKVの取り組みが一定の成果をあげ、協業がより深化することを意味します。三菱自動車の軽開発、生産のノウハウと日産自動車の技術を融合し、プロジェクトをリードしていきたい。

(山内 博)

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング