デンソー、コモンレールシステムで国際学会「IEEE」においてメダルを受賞
clicccar / 2016年7月16日 6時3分
自動車部品大手のデンソーは、世界最大の電気・電子分野の国際学会であるIEEEにおいて、IEEE Medal(Environmental and Safety Technologies)を受賞し、2016年6月18日(土曜日)にニューヨークで授賞式が行われた、と発表しました。
今回の受賞は、クリーンディーゼル車の普及拡大に大きく貢献する電子制御式噴射システム(以下、コモンレールシステム)を世界で初めて実用化したことが評価されたもので、同社取締役副社長の宮木 正彦氏、常務役員の篠原 幸弘氏、竹内 克彦氏の3氏が受賞しました。
IEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers, Inc.)は、米国に本部をおく電気・電子分野における世界最大の専門家組織です。主に工学分野における学会としての活動と、工業技術の標準化団体としての活動を行っています。
IEEE Medalは、技術革新や事業・産業の発展に大きく貢献した研究者や技術者、チームをIEEEが選定し毎年授与するもので、「Environmental and Safety Technologies」は環境、安全分野における優れた功績に対して授与されます。
デンソーは1995年に世界で初めて、高圧噴射、多段噴射が可能なコモンレールシステムを量産しました。
コモンレールシステムは、ディーゼル車の課題であった黒煙排出やエンジン騒音などを大きく低減することで、それまでのディーゼルのマイナスイメージを塗り替え、特に欧州におけるディーゼル乗用車のシェアの大幅な拡大に貢献しました。
その後もデンソーは、2013年に2,500気圧の超高圧噴射が可能なシステムを開発、量産し、排出ガスのさらなるクリーン化を実現しています。
また2012年には、燃料を噴射するインジェクターに内蔵された圧力センサーが噴射圧をリアルタイムに測定し、インジェクターごとにタイミングと噴射量を制御できる「i-ART(intelligent Accuracy Refinement Technology)システム」を世界で初めて量産し、燃費の向上と排ガス中の有害物質低減に貢献しています。
(山内 博・画像:デンソー)
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
デンソーとヤマト運輸、小型モバイル冷凍機「D-mobico(ディー・モビコ)」を開発
PR TIMES / 2021年2月25日 13時45分
-
SDGsを意識した複合機用原稿送装置の包装材で世界包装機構が主催する「ワールドスター2021電子部門」を受賞しました
@Press / 2021年2月15日 13時15分
-
なぜ「ディーゼルハイブリッド」少数派? 電動化進むもガソリンベースが主流の理由
くるまのニュース / 2021年2月8日 9時10分
-
Human HorizonsのHiPhi X Super SUVが国際デザインアワードで金賞を受賞
共同通信PRワイヤー / 2021年2月4日 16時19分
-
なぜ2021年度からエコカー減税縮小? ディーゼル車が対象外になった背景とは
くるまのニュース / 2021年1月31日 7時30分
ランキング
-
1節約したい人必見!ドラッグストアの賢い使い方
オールアバウト / 2021年2月28日 8時10分
-
2AndroidスマホのRAMをMicroSDカードで増やす方法
lifehacker / 2021年2月27日 20時0分
-
3サザエさんは「政略結婚」だった? 誕生から75年、国民的マンガに驚きの事実も
マグミクス / 2021年2月28日 13時50分
-
4信号待ちでライト消灯 なぜ? 過去の慣習になりつつあるも根強い「消す派」
乗りものニュース / 2021年2月28日 14時10分
-
5まさに逆効果…! 男性に言うべきではない「意外なひと言」
ananweb / 2021年2月28日 21時45分