NEW・RX-7(FC3S)は街中で飛ばすと免許が無くなります(汗)・その3【OPTION 1985年12月号より】

clicccar / 2018年7月10日 11時3分

さて、1985年10月登場のFC3S・RX-7。OPTもDaiちゃんも超お気に入りで、今後のチューニング業界に多大なる影響を与えると予感。そこで、Daiちゃんの故郷でもある九州へと遠征バトル! しかし、天候は台風付きの嵐…。地元実力派ショップマシンにゼロヨン、最高速勝負を挑むも、ン〜残念。

今回のその3は番外編、西日本サーキット(後のMINEサーキット)へFCセブンを持ち込み、K察の目を気にせずに全開にした模様。ま、その後は当然のように、街中でもインプレしてますけど……。では、ドーゾ!

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■ ドキュメント 新サバンナRX-7
嵐を呼ぶセブン

番外勝負<西日本サーキット編> コーナリングなら4WS感覚で敵なしだぞ

実は九州殴り込みの前日。セブンは本拠地・広島に近い山口県の西日本サーキット(※後のMINEサーキット)で走り込んでいた。

ここはアップダウンのあるテクニカルコース。規模こそ小さいが、鈴鹿サーキットに負けないほど市販車レベルにはベストマッチしている。特にS字カーブは最高だ。

言わずと知れたセブンの売りは、パワーやスタイルより足の良さにある。リヤサスペンションに採用されたマルチリンクは、荷重がかかるとトーコントロールされるのだ。ステアリングの切り初めは後輪がトーアウトして回りやすくなり、コーナーを攻め込むと(横Gが0.4以上で)トーインに向いてアンダーステアの安定性を発揮する。

これはコーナーを攻めるとハッキリ分かる。アプローチ段階でタックインを使ってスムーズにノーズを回り込ませる。その後はただアクセルを踏み込むだけで綺麗に立ち上がっていく。リヤが滑り過ぎても、急激でないので逆ハンをあてるのが難しくないし、まるでFF車のようにフロントが直進方向を保つので大袈裟に逆ハンをあてる必要もない。とにかくコントロールしやすいのだ。

この4WS感覚は慣れれば慣れるほどコーナリングが楽しくなる。誰でもクルマを横にして走ることが可能かもしれない。

もちろん、このコーナリングの良さには新13Bターボの低・中速トルクが効果を発揮しているし、最高速230km/h台、ゼロヨン14秒台という性能も申し分ない。コーナリングの他、高速時の安定性が飛躍的に向上したのもいい。ブレーキが4ポッドの採用で耐久性を増したのも嬉しい。サーキットをガンガン攻めても、まったくフェードしないのだ。

車種的には価格が高く、室内でサスのダンパーを調整できるGTリミテッドやGT-Xより、マニュアルだが8段式で最も堅くできるGT-Rのほうが走り屋向きだと思う。

ま、足の良さはこれまでの国産スポーツカーNo.1と断言できる。チューンドカーでエンジンいじってもニューセブンの足ならエンジンノーマルでもコーナーで勝てるのだ。今度のセブン、最高よ。

<ストリート編>やっぱりハエ〜ッ!

九州初上陸のセブン。カラーリングは地味なシルバーだけど、走り屋の注目度もバツグン。街中の走りも熱い視線に負けないのだ。

低回転域も意外とタフで、思わずストールなどというタコなことはまずない。ターボレスポンスだって二重丸だ。どのギヤからでも、踏み込んでやれば、まずまずの反応が得られ、さすがにツインスクロールといったメカが生きているのを感じる。

ってなわけで、バトルをいきなり仕掛けられても心強いのだ。加速の伸びは一直線で、いかにもロータリーらしい。

サーキットで最高と証明された足もグー。高速道路を飛ばしたくらいではビクともしない。台風直撃で風速20m以上の高速道路でも平和なドライビングが楽しめる。限界の高いクルマは、ホントに運転がラクチン。コーナリングは4WS感覚で誰でも運転が上手くなったような気がするはずだ。

このセブンの強敵といえば。やはりネコ(!)だ。ホント気を付けないと免許が何枚あったって足りないよ〜。

ちなみに気になる燃費は830km走って高速で7km/L台、市街地で5km/L台をマーク。どちらもけっこう踏んで走ったので、これが最低の目安といえそう。

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Daiちゃん、ホントにお気に入りのようです。しかし、3番勝負とか言いながら、やはり嵐には勝てず九州を後にしたようです!

この後、チューニングが進んでいくと、ウリとしていたトーコントロールは「キャンセラー」が発売されてトホホな感じにもなりましたが、とにかく、FC3S・RX-7チューンはここからがスタートです。21世紀もだいぶ過ぎた今でも大人気のチューンドベース車。こんなに長期間愛されるクルマは、やっぱり魅力タップリですね!

[OPTION 1985年12月号より]

(Play Back The OPTION by 永光やすの)

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