アグレッシブなデザインからは想像できないオン-オフ性能を両立させた、横浜ゴム・ジオランダーX-AT

clicccar / 2019年8月12日 16時3分

■ ●快適な乗り心地と静粛性、オン-オフ問わないワイドレンジの走破性を両立

横浜ゴムから新発売されるSUV &ピックアップ用タイヤ「ジオランダーX-AT」は、オフロードドライブを連想させるアグレッシブなブロックパターンを採用しつつも、ビックリするほど高いオンロード性能を発揮しました。

最初に試乗したのはフォードF-150ラプター。装着タイヤサイズは35×12.50R17 LTです。ダブルキャブのラプターはかなりの重量を持つモデルですが、その重量をものともせず、しっかりとタイヤが荷重を受け止めているフィーリングです。完全停止からアクセルペダルをグッと踏み込むスタートでは、グリップ感が抜けることなく力強いスタートをします。コーナリング時は粘りけのある横方向のグリップ感が感じられます。

そして、ビックリするのがゴツゴツ感のあるデザインからは想像できないほどの乗り心地のよさと静粛性です。クロカン系タイヤにありがちなゴー音などのパターンノイズなどはほとんど聞こえてきません。

ジープラングラー(JL)にはLT285/65R18サイズが履かされていました。言わず知れたラングラーはヘビーデューティな使用で、内装の防音材や防振材なども最小限となっています。さらにルーフは取り外し可能な樹脂製ですから、ノイズ面においては不利なモデルですが、それでもうるさいという印象を受けないのがすごいと感じる部分でした。

ラングラー×ジオランダーX-ATのオンロードでの走りもグッと踏ん張るタイプで、ラングラーの持つシャシー性能を存分に引き出している印象です。

面白いのはランドクルーザープラドでの試乗でした。装着されたタイヤサイズはLT265/70R17です。プラドでも乗り心地のよさは十分に感じられ、静粛性も高いフィーリングです。

しかしコーナリングのフィーリングは少し特徴的でした。ラプターやラングラーではあまり感じなかったのですが、プラドではコーナリング時のロールが大きく感じます。こうした現象ははいパフォーマンスタイヤを装着した際に起きる現象です。

ノーマルサス、ノーマルタイヤの設定だとタイヤが横滑りを起こして力を逃がしてくれるのですが、タイヤの横グリップがアップするとサスペンションが負けてしまい、ロールが増えるのです。プラドではそうした現象が起きていたと思えます。

そして、オフロードでの走行です。オフロード用としてはTRDのオフロード走行用パーツが取り付けられたトヨタ・ハイラックス、タンドラ、ジープ・ラングラー(JK)が用意されていました。試乗時は基本、トランスファーの設定を4Lにするように求められました。最初は4Lで走行していたのですが、それでは何も起きません。

タンドラでは4Hを試しましたが、それでも全部のセクションを簡単にクリアしていきます。ジープでも同様に4L、4Hと走りましたが何のストレスもなし、えいやぁで、2Hにしてみても平気。タイヤがプアだとこれはできない芸当です。

「ジオランダーX-AT」はオンロードよりの「ジオランダーA/T G150」とオフロードよりの「ジオランダーM/T G003」の中間の性能をねらったタイヤだと説明されましたが、いやいやその両方をカバーするワイドレンジのタイヤであることを実感することができました。

(文/写真・諸星陽一)

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