【自動車用語辞典:コネクテッドカー「カーナビ」】GPSで自車位置を判断し、目的地まで誘導してくれる便利な装備

clicccar / 2020年1月7日 6時33分

■ ■VICSを使い事故や渋滞情報も取得する

●近年はスマホによる代替も進む

多くのドライバーは、初めての場所に行くときにはカーナビ(ゲーション)を使うのではないでしょうか。カーナビは、GPS(全地球測位システム)の電波をベースにルート検索をして、画面と音声で目的地まで案内してくれます。

「方向音痴」の人でも無事目的地に誘導してくれる便利なカーナビシステムについて、解説していきます。

●カーナビの基本構成

カーナビの主要な役目は、自車位置の確認、周辺状況の認識、目的地の検索、経路案内です。またVICS(道路交通情報通信システム)を使って、周辺道路の事故や渋滞情報の入手ができます。

カーナビはGPSの電波を受信して、自車の位置を常時モニターしながら地図上に表示して、音声案内で目的地まで誘導します。地図には、住所や施設、店舗なども表示されるため、目的地検索が容易です。

クルマには、GPSの電波を受信するアンテナ、地図データを記録した媒体を読込む装置、モニター、CPUが装備されています。

●GPSによる自車位置の確認

自車位置の確認のためには、GPS(全地球測位システム)は欠かせません。GPSは、アメリカが軍事用に打ち上げた複数の衛星からの電波を使っています。軍事用目的の測位精度は20cm未満ですが、民生用途の精度は約10mです。

現在、日本でも「準天頂衛星システム」と呼ばれる独自の衛星システムを開発中で、2023年には4機の衛星体制となり精度の高いGPSとして使える予定です。

電波がトンネルやビル群などの障害物によってGPS電波が途絶えた瞬間位置情報が消えてしまいます。そこでカーナビでは、GPSと自立航法を組み合わせて常に測位を繰り返します。自立航法とは、車速センサーで移動距離を、ジャイロセンサーで移動方向を求めて自車位置を求める手法です。

●リアルタイム交通情報の入手

VICSは、ITS(高度道路交通システム)機能のひとつで、事故や渋滞情報などをリアルタイムで提供します。高速道路や一般道でよく目にする渋滞を知らせる掲示板などの情報は、VICSの情報です。

通常のVICSは、FM-VICSと呼ばれるラジオ放送を利用して送信が行われ、広範囲な交通情報の入手ができます。ビーコンVICSは、一般道路の光ビーコンや高速道路の電波ビーコンという発信機から送信され、周辺の交通情報が提供されます。

●更新が必要な地図データ

ベースとなる地図データの収録は、ハードディスクに読込むHDDナビやフラッシュメモリーを使ったメモリーナビ、SDカードを使用するSDメモリーが一般的です。

道路状況は日々変化するので、地図データは定期的な更新が必要ですが、最近はテレマティックスによる通信での更新も可能になっています。

●人気のスマホ連携のナビゲーション

カーナビには純正品と市販品がありますが、最近はスマホやタブレットで無料のカーナビアプリを使う人が増えています。

スマホのナビは、高価なカーナビに比べて費用が圧倒的に安いのが魅力です。また、常に地図が更新される、渋滞情報をもとに最適ルートを案内してくれる、一般のカーナビより画像が鮮明といったメリットがあります。

またBluetoothでスマホとカーナビをワイヤレスで繋いで、Bluetooth対応ハンズフリー機能も普及しています。スマホ画面を表示して、音楽再生やハンズフリー通話などに便利に使えます。

スマホにはGPS機能が付いているので、スマホがあればカーナビは必要でないのでは、という意見があります。

スマホを使えばアプリの入手や更新も基本無料で費用が掛からないので、スマホで十分ということになります。しかし、デザイン的に後付けのようなスマホスタンドが嫌という人もいます、カーナビでないと無理な機能もあります。今のところは何を重視するかで決まり、どちらとも言えません。

(Mr.ソラン)

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