突き抜けた未来的パフォーマンス!絶妙なサスと官能サウンドもポイント【ホンダ・CBR250RR(実走編)】

clicccar / 2020年3月2日 12時33分

■ ■走りを追求した最高の250スーパースポーツ、ホンダCBR250RR

●鋭いターンインと安定のコーナリング

CBR250RRのすばらしい走りは、タフなパワーユニットだけが生み出すものではありません。フレームやサスペンションにはこまやかなチューニングが施され、高い運動性と心地よいライディングフィールを両立しています。

峠では、旋回性能の高さがとりわけ印象的です。ターンインでは、イン側のステップを軽く踏み込むだけで、驚くほど素早くフロントがインに入ります。コーナー入口ではシャープな回頭性を発揮するCBR250RRですが、いったんリーンアングルが決まると、ぴたりと安定して、ライダーが思い描いたコーナリングラインを確実にトレースしてくれます。

●しっかり硬くて柔らかい絶妙のサス

フロントサスペンションは剛性の高い37mm径スライドパイプをもつ倒立式。リアには5段階のプリロード調整機構があり、ライダーの好みやシチュエーションにあわせてアジャストできます。わずかな路面変化はソフトにいなし、ハードな衝撃にはガッチリ踏ん張ってくれるサスペンションで、乗り味はソリッドなのにとても快適。鋼鉄をふわふわの分厚いタオルでくるんだような乗り心地といえば、その独特の感触が伝わるかもしれませんね。

直進中にスロットルやブレーキを強めに使ったときにも、コシの強いサスペンションのおかげで、大げさなピッチングモーションは起きません。ストレートでもコーナーでも路面に吸い付くような安定感があり、ふつうの峠道でちょっとペースをあげて走る程度なら、少しくらい荒れた路面でもとくに気にせず走れます。

●強力なのに扱いやすいストッピングパワー

フロントブレーキは、握りはじめのタッチがソフトでコントローラブルなのが大きな特長。タウンユースでよくあるライトなブレーキングなら、指先に神経をとがらせる必要はありません。いっぽうブレーキレバーを強く握り込むと、次第に重く粘るようなタッチになり、ぐいぐいと頼もしい制動力を発揮します。ハードブレーキング時には、制動初期からABSが介入しはじめますが、キックバックは小さく、レバーにカタカタとわずかな振動が感じられる程度。これなら万一のパニックブレーキはもちろん、スポーツ走行中のフル制動でも、違和感なくブレーキングできそうです。

●マフラーチューニングが生み出す官能サウンド

CBR250RRの最大の魅力は、変幻自在のパワフルな走りに尽きますが、隠れた魅力のひとつとしてぜひ挙げたいのは、ライダーをしびれさせる官能的なエキゾーストノートです。右側2本出のマフラーは3室構造のサイレンサーをもち、セカンドチャンバーとサードチャンバーからのびる2本の排気管の音が丁寧にチューニングされていて、全回転域でうっとりするような音楽的サウンドをひびかせます。それでも圧巻は、やはり高回転域のメカニカルな咆哮でしょうか。一度でも味わうと、やみつきになってしまうような独特の排気音です。

●コンビニの買い物からサーキットランまですべてが楽しい!

スペックを知ればすぐに速さが想像できるCBR250RRですが、ストリートバイクとしての最大の持ち味は、スペックからはわからない、どんなシチュエーションにも対応できる素直なライディングフィール。スポーティなのに快適で乗りやすく、初めて乗った瞬間から手足のように自然に乗りこなせる、安心感あふれるハイパフォーマンス・マシンです。

CBR250RRのプライスは250ccとしてはけっしてお手軽とはいえません。でも実際に乗ってみて、突き抜けた未来的パフォーマンスを体感してしまうと、これなら欲しいと感じるライダーのほうが圧倒的に多いのではないでしょうか。

【ホンダ CBR250RR主要諸元】
全長×全幅×全高:2065mm×725mm×1095mm
シート高:790mm
エンジン種類:水冷4ストロークDOHC4バルブ直列2気筒
総排気量:249cc
最高出力/最大トルク:28kW/2.3kgm
燃料タンク容量:14ℓ
タイヤ(前・後):110/70-17・140/70-17
ブレーキ:油圧式ディスク
車両価格:80万3000円

(写真:高橋克也 文:村上菜つみ)

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