初詣で願いが叶いやすくなる!? 神様がつい耳を傾けたくなる、正しい参拝方法

とはいえ、どの神様がどんな性格をしているか、ほとんどの人は知らないと思います。
どんな世界でもそうですが、誰が適任かわからない場合は統括する人に託すのが一番効率的です。

というわけで神様ごとの得意分野がわからない人は、天照大御神が祀られている神社に参りましょう。天照大御神は日本人の祖神でもありますから、ご挨拶して損はないのです。

そして初詣の際には、つぶやく程度の小さい声でいいので、自分の名前を告げ、新年のご挨拶をしましょう。

■まとめ

神社選びのポイントと初詣のコツ、ご理解いただけましたでしょうか。

伊勢の内宮を参拝するのが一番なのですが、遠くにお住まいの方が、年末に三重県まで訪れるのはちょっと難しいですよね。
しかし地域によっては、同等とまではいかなくても代わりにはなる神社があります。

東京であれば東京大神宮、千葉だと意富比神社（おおひじんじゃ）がそれに当たります。
また、名前に「天祖」とつく神社の御祭神は天照大御神なので、そのような神社に参拝するとよいでしょう。

新しい一年の最初の日は、高天原を統括する神への挨拶から始める。そういう心構えで行う初詣は、神々の目に留まりやすいかもしれません。
一年の計は元旦にあり、といいます。心を清らかにして、素敵な新年を迎えてくださいね。

ライタープロフィール

黒木蜜
一般企業に勤めながら執筆した作品が日本文学館のオムニバス本に掲載され作家デビュー。古事記への造詣が深く、全国300ヶ所以上の神社紹介記事を執筆。現在、古事記の観点から紹介する神社コラム/恋愛コラムなども手がけている。
黒木 蜜～中今の詩～