1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. ライフ
  4. ライフ総合

「嘘も方便」と「苦しい真実」はどっちが幸せ?嘘についての心理学

ココロニプロロ / 2018年3月31日 15時0分

「嘘も方便」と「苦しい真実」はどっちが幸せ?嘘についての心理学

「嘘も方便」と「苦しい真実」はどっちが幸せ?嘘についての心理学

明日はエイプリルフールですね。
エイプリルフールが「嘘」をついていい日になった起源は諸説あります。そのうちのひとつが、フランスの暦説です。


フランスの旧暦では3月25日が新年で、4月1日まで春祭りを開催していました。
1564年に1月1日を新年とする暦に変えたとき、4月1日に「嘘の(新年の)お祭り」を開催し、これが後のエイプリルフールになったのだとか。

今回はそんな「嘘」についての心理学をお届けします。

■嘘も方便は本当?
よく「浮気しても隠して、墓まで持っていってほしい」「浮気してもそれに気づかなければ、なかったことになる」「相手に言って傷つけるくらいなら黙っているのも愛情」といった言葉を耳にします。

内容にもよりますが、確かになんでもかんでもオープンにしなきゃいけない、ということはありません。

とはいえ、相手が確実に傷つくとわかっている事実に関して、嘘をついてまで隠す人の多くは「安易に事実を知らせて傷つけるくらいなら嘘も方便」という考えが根底にあるんですね。

一見、相手のことを考えているようですが、では「嘘」をつけばすべてが丸く収まるのでしょうか。

確かに「浮気された」といった、関係を壊しかねない事実と直面するのは、精神的なダメージが大きいです。
一度壊れた信頼関係の修復は難しく、ゼロどころかマイナスからの出発となるでしょう。

本当のことを言ったところで傷つけて終わりなら、相手のために言わないほうがいいのではないか、と思ってしまうかもしれません。

しかし、それは結局のところ、誠心誠意、相手に向き合い続ける困難を抱え込みたくない「自分」や、真実を打ち明けて傷つく相手を見て傷つきたくない「自分」を守っているにすぎないんですね。

そこにあるのは「相手への愛情」ではなく、「なかったことにしたい自分都合」なのです。

■罪悪感がもたらすもの
とはいえ、聞き手のほうでも「本当のことを聞きたくない」と思う人もいます。では「嘘」をつかれたところで、事態は何も変わらないのでしょうか?

やってはいけないことをした場合、大概は「申し訳ない気持ち」を抱くでしょう。この「申し訳ない」が、時の経過とともに「罪悪感」へと成長するんですね。
「罪悪感」が負い目となって、日々の行動や意識に変化をもたらします。

例えば、相手の顔色をうかがうようになったり、ささいな出来事に「バレたのではないか」と不安定な気持ちになったり、相手も浮気しているんじゃないかと懐疑的になったり。
「負い目」が、関係の在り方そのものを変容してしまうんです。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください