なぜ結婚できない？「釣れない」アラサー女子の問題点【ムンロ王子のシンデレラへの道19】

ムンロ王子：じゃ、出会いの場も仕事ってことね。ステキな公私混同（笑）。でも、そういう人でしょ？あなたの両親が嫌がるのは？

E子：そうなんです…。

■「釣れない女」とは？

ムンロ王子：よく38歳くらいの女性に「ムンロ、いい人がいないの」って言われるんです。仕事もバリバリしていて、シャネルのバッグにブルガリの時計を身につけているOLさんなんだけどね。

手相を観たらステキな運命線もあるし、運もよさそう。そんな女性に「いい人」がいないハズがないでしょ？38歳まで結婚できない、そんな不幸な女性なんですか、その人は？

男性なら、40歳を過ぎてもフリーターで不潔でオタクみたいな人って結構います。そういう人を見ると「確かに、これでは彼女はできないだろうな」と気の毒に思うけど、先ほどの女性には同情なんてしません。要は自分の理想が高くて現実を見てない、「妥協」ができないわけです。



「ムンロ、釣れないの～」「何を釣ってるの？」「タイよ」「えっ、タイ？タイはこんなところにいないよ！ここはアジの釣り場だよ」「あっ、そうなんだ～。ありがとう！」と言って釣り糸を引き上げると、その先にはアユの友釣りの仕掛けがついている。

「アンタ、その仕掛けは川魚のアユを釣るためのもので、タイどころかアジだって釣れないわよ！」「そうなの？どうりで1匹も釣れないと思った～」「ところで、どうしてそんな仕掛けを買ったの？」「だって、かわいいんだもん」

いいですか？タイを釣るためには、餌はエビでなくてはいけません。タイはエビが好きなのですから。タイを釣るには、タイが生息してそうな岩場に行って、タイが好きなエビを垂らさないと釣れないのです。それが釣るということ。

タイはターゲティング、エビはポジショニング。ターゲティングとポジショニングが明確でないと、どこに出向いて行けばいいのか、漁場が決まらないのです。

■最初に妥協したほうが将来は幸せ!?
真鯛を釣るつもりが、黒鯛が釣れたとしても仕方ないけど、そもそもタイが釣れないところで釣りをしていても、時間だけがムダに過ぎていってしまいます。

例えば、背の高い人が好きならバスケットやバレーボールの試合を観に行けばいいってこと。そこには、高身長のサラリーマン、つまり「獲物」がたくさんいるわよ～！（笑）

厳しい言い方だけど、女性には賞味期限があります。もちろん40歳でも60歳でも結婚はできるし、現代の医学をすれば、50歳でも子どもを産める可能性はあります。でも、35歳以上の高齢出産にはリスクが伴うし、確率も下がるもの。