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毎日、幸せを感じる秘訣は?『50回目のファーストキス』に見る幸福のメカニズム

ココロニプロロ / 2018年6月2日 11時45分

毎日、幸せを感じる秘訣は?『50回目のファーストキス』に見る幸福のメカニズム

毎日、幸せを感じる秘訣は?『50回目のファーストキス』に見る幸福のメカニズム

6月1日に、話題のロマンティック・コメディ映画『50回目のファーストキス』が公開!
こちらはリメイク版で、オリジナルはアダム・サンドラー×ドリュー・バリモア主演のハリウッド作品。日本では、2005年に公開されました。

■毎日が最高のファーストタイム
ハワイのオアフ島で天文学者を目指しつつ、ツアーガイドとして働く大輔(山田孝之さん)は大変なプレイボーイ。観光客にまで手を出して問題を起こすものの、本人はまったく反省の色がありません。

そんな大輔ですが、ある日カフェで知り合ったキュートな瑠衣(長澤まさみさん)に一目ぼれ、大輔のアプローチによって2人は翌日も会う約束をします。

しかし次に会ったとき、瑠衣は大輔のことをまるで覚えていませんでした。
実は、瑠衣は交通事故の後遺症により、事故以後の記憶がすべて1日でリセットされてしまう、短期記憶喪失障害だったのです。

彼女が抱えている障害を知り、大輔が出した結論は「毎日恋に落ちる」でした。
初対面から始まり、恋に落ちて、ファーストキスをする。瑠衣が毎日自分に恋してくれるように、大輔は何度もファーストデートを演出します。

そんな日々を送る中で、瑠衣は自分の病気に気づいてしまい、さらに自分という存在が、大輔の夢を叶える障害になっているのではないかと思い悩むのです。
そうして瑠衣は、ある決断をするのですが…。

■「幸福」を得るために必要なこと
大輔の頑張りによって、瑠衣は毎日幸せな「ファーストタイム」を過ごします。
でも「幸せ」は、そうそう毎日感じられるものじゃないですよね。そもそも人は、何に「幸せ」を感じるのでしょうか?

人が幸福を感じられるものとして、例えば地位や金銭といった「外的要因」と自由や愛情といった「内的要因」があります。

経済的に豊かで社会的地位が高いと、生きていくのに十分な蓄えを持てるし、贅沢な暮らしが可能になります。
けれど、恵まれている自分と恵まれていない人とを比べて、少しばかりの満足感を得られたとしても、それはあまり長続きしません。

一方、自由や愛情は誰に理解されなくても自分にとって大きな喜びとなるものです。しかも方向性を間違えず努力する限り、その充足感は永く続いていくことでしょう。

経済学者のロバート・フランクは、他者と自分を比べることによって満足感を得られるものを「地位財」、比較せずとも満たされるものを「非地位財」と称しました。

「幸福」を得るために必要なのは「地位財」への執着ではなく、「非地位財」の追求なのです。

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