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「悲劇のヒロイン思考」がストレスの元?!【辛酸なめ子 レーネンさんに質問】

ココロニプロロ / 2018年8月29日 16時50分

いざこざの種は自分で蒔いているという言葉、グサッときますね。相手が悪いと思い込んでいると、本当の原因に気付けないのかもしれません。


■誰かを「嫌い」と感じる理由は?
人間関係において一方だけが“悪者”とはいえないけれど、誰かを「嫌い」と思う気持ちはなかなか止められないでしょう。この点について、レーネンさんの意見は――



レーネン:「あの人、私のことを嫌いみたいだから、嫌い」
「私に対してだけ、すごく無愛想だからあの人ヤダ」
「やって当然なのにやらないなんて!非常識であの人苦手」
このような言葉、よく聞きますよね?

なめ子:確かによく聞きます。「この人感じ悪い」とか勝手に決めつけたり……。私も昔はよく被害妄想に囚われていました。


レーネン:「あの人が嫌い」その気持ちの裏には、自分が「こうあるべき」と思うことを、相手がしていない・できていないことが気に入らないという感情があるんです。

気に入らないからといって、他人の行動や考え方を変えようとする行為は「支配」なのです。

「誰かを嫌い」だと感じたときは、まずは自分にフォーカスを当てましょう。人のあるべき姿にばかり想いをめぐらせているのは、ナンセンスです。
自分と異なる人の個性を100%そのままでリスペクトするということ、それは相手にとってはもちろんですが、みなさん自身にとっても大事なことなのです。



■悲劇のヒロイン思考がストレスの元
さらにレーネンさんによると、善意のつもりでやっていることが、ストレスの元凶となる場合もあるんだそう。



レーネン:「他の人が全然働かなかったから、代わりに私が遅くまで残業しないと」なんて話、日本ではよくありますよね。
このような人たちの心の声を聴くと、実のところは「大変ね」と言ってもらいたいのです。

他人の仕事をカバーすることで、自分にお金が入るわけではありません。他人が仕事をしないのは、あなたではなくその人自身の責任なのです。

なめ子:他人が仕事をしないと自分に影響が及ぶ場合もありますが…。

レーネン:自分が楽になるために、やっているのであれば「自分がやりたいから」やるのです。もっとみなさん、自分と人を切り離して考えるようにして、自分とは関係のないところにいちいちフォーカスするのをやめるようにしましょう。



なめ子のひとこと
以前に比べて、仕事をする上で「この人苦手」とか「嫌い」と思うことはおかげさまで減ってきた気がします。その代わりと言ってはなんですが通りすがりの見知らぬ人、例えば電車で足を踏んできたりぶつかってきたりする人に対して、突発的に嫌悪感を抱いてしまうことが…。
でも、誰かを嫌いという強い念は自分に返ってきてしまうのかもしれません。「あの人嫌い」と思っている時の自分は確実に人相が悪くなっているので注意したいです。

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