昔の日本はエロい女子がモテた!? 神話、古典文学に学ぶ女子の恋と性
ココロニプロロ / 2018年9月13日 18時55分
昔の日本はエロい女子がモテた!? 神話、古典文学に学ぶ女子の恋と性
恋愛に仕事、人間関係、そして性……女子ってどんなときも悩みが尽きないですよね。それはいつの時代も同じこと。
親や祖父母の時代はもちろんですが、太古の昔に生きた女子たちも、今の女子と似たようなことで悩んでいたみたいですよ。
■太古の女子たちとのガールズトーク
『日本のヤバい女の子』(はらだ有彩/柏書房)
最近、話題のイラストエッセイ『日本のヤバい女の子』をご存知ですか?こちらは神話や昔話の女子と、現代の女子の悩みをリンクさせた一冊です。
登場するのはイザナミノミコト、おかめ、かぐや姫、乙姫、織姫など、おなじみの女神や姫ばかり。彼女たちの心に秘めた悩みやヤバい言動を、時空を超えた2018年の女子たちと交流させたりしていて、とにかく面白いんです!
全員「ヤバい」という括りで語られていますが、筆者が気に入っているのは安珍・清姫伝説の清姫。
『変身とヤバい女の子』というタイトルをつけられた彼女は、蛇になって好きな人を追う、疑いようもなくヤバい女子。でも「その気持ちわかるし、こういう女子っているよね」と言いたくなる楽しさがあります。
他には、現代で言えば“究極の遠距離恋愛”をしている織姫は『距離とヤバい女の子』だし、命がけで夫に尽くすおかめは『献身とヤバい女の子』。
そこまでやる? と思う部分もありますが、ちょっとわかるかも……なんて共感できてしまったり。
SNSもLINEもなかった大昔の女子と、現代の女子って、実はそんなに違いがないんだなぁ、という感じで読後感もスッキリ! 古典・神話・歴史好きの女子には特におすすめです。
■「エロ大国」日本の姿をひも解く
『本当はエロかった昔の日本――古典文学で知る性愛あふれる日本人』(大塚ひかり/新潮文庫)
古典や神話を現代的な解釈で解き明かす、ということが秘かなブームになっているようですが、この刺激的なタイトルの著書を持つ大塚ひかりさんも、古典文学を紹介する人気の作家さんです。
今回取り上げた『本当はエロかった昔の日本――古典文学で知る性愛あふれる日本人』には、『古事記』や『万葉集』『源氏物語』から『東海道中膝栗毛』といった江戸期までの古典を通じて、日本人がいかにエロいかを描き出しています。
不倫の恋に近親相姦、同性愛、あげまん・さげまんのルーツなど、色っぽいお話のオンパレード。でも「えっ、そうだったんだ!」とためになるところもたくさんあるので、興味のある人はぜひ!
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