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「実は五股だった」たくさんの愛を育む男と、彼に恋した女心の春夏秋冬

ココロニプロロ / 2018年9月20日 20時55分

別れる時、お互いに背を向いたまま「いっせーの!」で歩こうと彼。その時「ん?なんかこれ見たことあるぞ」と思ったのですが、それはまあいいでしょう。今は別れの時なのだから。

気になって後ろを振り返ったけれど、彼は振り向いていませんでした。わたしもズンズン進んだら、突然涙が出てきました。

もうだめだ。わたし大好きだったんだ!と気づき、思いっきり振り返ります。首がもげるほど勢いよく振り返ったので、首を痛めたのも覚えています。

彼はやっぱり振り向いていませんでした。
そして「これはまるで東京ラブストーリーのラストシーンじゃないか!」と気づいて、人目もはばからず泣きながら笑いました。

■ショッキングな冬
師走に入ってすぐに、彼からひさしぶりに着信がありました。
三ヶ月ぶりの連絡。そのくらい経つと、いい思い出として気持ちはすでに落ち着いていました。

ところが、彼の言葉は腰が抜けるような内容でした。
「実はあの時、五股だったんだ」
もう終わった恋で傷つくことになるとは、新しい展開です。

一応、聞いてみると「ウブだったわたしに興味がわき、他の女性たちのようにすぐに自分に惚れると思ったら、リアクションがよくわからない。よくわからない上になかなか進展せず、逢えない日があると寂しくて誰かと一緒にいたくなっちゃった」とのこと。

他の四人とは体の関係もあり、みんなと満遍なく会っていて、転勤先まで会いにくる子もいたという彼。みんなを同じくらい好きなのですが、ここにきて自分はいったい何がしたいのかわからなくなったそうです。

そんなのわたしにわかるわけがありません。「大好きだった」想いは決して言わないでおこうと固く誓いました。

■優しいけど危険すぎる男
どうやらこういったタイプの男性には、女性たちがその性格を理解して、他に女がいてもいいからつながっていたいと思わせる何かがあるのでしょう。

もしかしたら、ものすごい床上手マンなのかもしれません。
あるいは「人たらし」なのかもしれないけれど、どうやらあまり女性には恨まれないようです。

実際わたしも、初々しいトキメキをもらったので、立腹はしませんでした。

でも、ズルズル関係を続けるには危険な相手です。優しすぎるのか何も考えていないのか、結婚はせずにきっとこのまま満遍なく女性たちを愛し、関係を続けるでしょう。

わたしは彼の問いに「全員と関係を断つべきだ」と伝えました。
「おまえならそう言ってくれると思ったよ。ありがとう」
そう言って彼は満足そうに電話を切りました。

あれからもう何年も経ちました。大人の女性は男性よりも懐が深い恋愛をするもの。つらくて、他にも女性がいることで燃える人もいることでしょう。

でも、こういった恋は男性も女性も着地できません。現に張本人の男性が自分を見失っていたのだから。

本当の意味でたくさんの愛を操れる男なんて、どこにもいないのかもしれません。


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