1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. ライフ
  4. ライフ総合

彼女の友達をブス呼ばわりする彼の本音は?【ラブホスタッフ上野さんのダメ男子図鑑】

ココロニプロロ / 2018年11月17日 11時55分

写真



「男ってなんでこんな行動するの…」理解しがたい行動ばかりのダメ男子…、あなたの身近にもいませんか?女性から見たらダメダメな行動でも、男性にとってはちゃんとした理由があるんです。ここでは、Twitterで20万人以上のフォロワー数を誇る「ラブホスタッフ上野さん」が、その卓越した人間観察眼を活かして「ダメ男子」たちの本音を分析します!

今回は、女友達をブス呼ばわりする男性の心理とそんな男性との付き合い方について上野さんに解説いただきました。



■私の友達をブス呼ばわりする彼氏…

企画男子:「〇〇ちゃんは可愛いのに、友達はブスだよね~」


私にはいつも優しくしてくれて、すごく褒めてくれる彼ですが、私の友達をブスと罵倒してきます。彼のことは好きですが、こんな彼と一緒にいる自分は、友達に合わせる顔がないと感じるようになりました。

友達の悪口を言う彼はどういうつもりなのでしょうか?真意が気になります。

そして、この先私は彼と友達どっちをとるべきですか?


■「ブス」か「美人」か評価の基準は…
2年後の2020年に東京ではオリンピックが開催されます。様々な問題があることは間違いなく、賛否はあることと思いますが少なくとも開催されることはまずまず間違いないでしょう。

これで東京はパリ・ロンドン・ロサンゼルス・アテネに次いで5つ目の「オリンピックを2回開催した都市」になります。

高度経済成長期の象徴とも言える1964年の東京オリンピックから56年。この56年間でスポーツのレベルは格段に上がりました。

例えば100m走の記録を見てみると東京五輪で優勝したボブ・ヘイズ選手の記録は10秒06で御座います。当時は9秒9と言われていて「人類初の9秒台」と言われていたのですが、強い追い風が吹いていたことが考慮され、後々10秒06へと修正されました。

まだ私が生まれる前のことなので当時の雰囲気までは分かりませんが、恐らくボブ・ヘイズは世界中で絶賛されるスーパースターだったことでしょう。人類で初めて10秒の壁を破った英雄であることに間違いありません。

ところで皆様はトレイボン・ブロメルという選手をご存知でしょうか?

彼は2016年のリオデジャネイロオリンピックで100m第8位の選手で御座います。2位のジャスティン・ガトリン選手すら知名度は決して高くありませんので、8位のトレイボン・ブロメル選手の名前をご存知の方はほとんどいらっしゃらないことでしょう。

ブロメル選手の決勝でのタイムは奇しくもヘイズの記録と同じ10秒06。1位のボルトよりも0.25秒も遅い記録で御座いました。

100分の1秒を競う100m走という競技において0.25秒という差は圧倒的な差であると言わざるを得ません。

なおブロメル選手の自己ベストは9秒84。リオ五輪決勝の際はアキレス腱を痛めていたと言われています。

もしもブロメル選手が1964年の東京オリンピックでこの記録を出していたら、彼は世界的な英雄になっていたことでしょう。しかし2016年のリオでその数字を出したとしても「一流選手が怪我をした状態での記録」としか言われないので御座います。

つまり記録とは残念ながら相対評価でしかありません。

現在100m走の世界記録はウサイン・ボルト選手が記録した9秒58で御座いますが、この記録がなぜ凄いのかと言えば、それは彼以外にこの数字を出せる人間が今のところ1人もいないからに他ならないのです。もしも人類がさらなる進化を遂げて、100mの記録が8秒前半になったとしたら、その時代に9秒58という数字を出したところで平凡以下の選手としか言われないことでしょう。

人間の美しさも基本的には相対評価でしかありません

彼氏様はご友人様のことを「ブス」と感じているようですが、人をブスと思うことと、人を可愛いと思うことは基本的に何も変わりません。

世間の平均よりも優れているからこそ可愛いのであり、逆に世間の平均よりも劣っているからこそブスと感じるのです。

恐らく彼氏様はご質問者様のことを「可愛い」と言ってくれることと思いますが、それは他の人のことをブスと言っているのと何も変わりません。

ブス無くして美人なし、美人無くしてブスは無し。

全ての評価は残念ながら相対評価なので御座います。全ての人に対して「可愛い」と感じる人は、つまるところ誰のことも可愛いと思ってない方であると言えるでしょう。

ですので私は彼氏様がご友人様のことを「ブス」と感じることに関しては何の文句も御座いません。

あくまでも「感じること」に関しては、で御座いますが。

■「考える」と「行動する」は全く違う
ご質問者様はこれまでの人生で誰かを殺したいと思ったことは御座いますでしょうか?

きちんと数えたことは御座いませんが、恐らく私は少なくとも10回くらいはあります。ご質問者様がこれまでに誰かを殺してやりたいと思ったことがあるかどうかは分かりませんが、世の中のほとんどの方は1度や2度は「あいつ死ねばいいのに、殺したい」と思ったことがあるでしょう。

SNSで「殺したい」と検索すれば、どれだけ多くの人が殺意を抱いているかがお分かり頂けるとことと思います。

しかし、日本において殺人事件は決して多くありません。2015年の統計によると殺人事件の認知件数は933件。被害者は363名。無論、未だに発覚していない殺人事件もあるでしょうが、1億2千万人が住むこの国で1000件弱しか事件は発生していないのです。

殺人の壁はそこにあると言えるでしょう。

「あいつを殺したい」と思うことは誰にでも起こる極めて一般的な感情で御座います。しかしその中で実際に行動に移すのは極々少数。「思うこと」と「行動すること」にどれほどの差があるかお分かり頂けることでしょう。

以前「天才に関しての考察」でこのような言葉を耳にしたことが御座います。

「“やってみたい”と思った人の中で、実際に行動するのは100人1人。その行動した人の中で継続が出来るのは100人1人。つまり10000人に1人だけが”やってみたい”を”継続”へと昇華できる。彼らのことを私たちは天才と呼ぶ。」

これもまた同じでしょう。

「思うこと」は誰でも出来ますし、誰にでも起こる平凡な感情なのです。しかしそれを実際に行動に移すのは極めて少数に限られます。

天才と呼ばれるような善行も、殺人のような悪行も、どちらも「行動」こそが鍵であると言えるでしょう。

彼氏様の話に戻らせて頂きます。

男女問わず、「あいつはブスだ」と思うこと自体は極めて平凡で普通のことで御座います。しかしそれを口にするかしないか、ということの間に大きな壁があると言えるでしょう。

この壁の内側にいる限り、ブスの基準がどれだけ厳しかろうが、逆に甘々であろうが大した問題では御座いません。

ですが、たとえ一歩だとしてもその壁を越えてしまったら、それは決して許されないのです。

「渋谷のハロウィンに爆弾を仕掛けて1万人を殺したい」という超危険な思想であっても、壁の内側にいる間は大した問題では御座いません。しかし「私をイジメて、精神を壊し、さらに家庭まで崩壊させた男に何としてでも一矢報いたい」という同情を買えるような思想であっても、壁を越えてしまった人間は決して許されない。

「ブスにブスと言って何が悪い」という意見を仰る方もいらっしゃいますが、思うと言うでは意味が全く違います。むしろその差こそが全てとすら言えるでしょう。

「思う」と「言う」では意味が全く違います。

そしてそれは、ご質問者様にも言えることではないでしょうか?

■あなたは相手の問題点を注意したか?
ご質問者様の彼氏様に問題があることは間違いありません。

今、彼氏様がおいくつなのかは分かりませんが、ある程度の年齢でありながら平気な顔で「ブス」と仰っているのであれば、それは人間性にかなりの問題があるでしょう。

ところで、今回のご質問文を読んで私は少し気になるところが御座いました。




■あなたは相手の問題点を注意したか?
ご質問者様の彼氏様に問題があることは間違いありません。

今、彼氏様がおいくつなのかは分かりませんが、ある程度の年齢でありながら平気な顔で「ブス」と仰っているのであれば、それは人間性にかなりの問題があるでしょう。

ところで、今回のご質問文を読んで私は少し気になるところが御座いました。

それは「注意」で御座います。

「恋人の行動に不満がある」という旨のご質問は非常に多いのですが、この「注意」という軸でそのご質問を考えると2つに分けることが可能で御座います。

つまり、相手の問題点を口にして注意をしたか、していないのか、ということ。

もしも注意を口にしているにもかかわらず改善がないのであれば、それは相手を見限ったほうが良いことが多いでしょう。

一方で、口で注意をしていない方の場合、相手を見限るべきかどうか私はすぐに判断が出来ません。

確かに壁を越えてしまった彼氏様には大きな問題が御座いますが、一言注意をすれば簡単に壁の内側に戻ってきてくれるかも知れないのです。壁を越えてしまったことは大きな問題で御座いますが、人間誰しも1度や2度なにかしらの壁を越えてしまう生き物であると言えるでしょう。

越えてしまった壁の内側に戻ってくることが出来るかどうかという点もまた、壁を越えるか越えないかと同じくらい重要な問題で御座います。

しかし人間は往々にして自分では壁を越えてしまったことに気がつきません。

だからこそ身近な人が壁の向こうに行ってしまったら、そのことを伝えなくてはならないのです。

今回のご質問文にはその点が全く書かれていませんでした。

もしかすると書かれていないだけできちんと注意をされているのかも知れませんが、もしもご質問者様が注意をしていないのであれば、その点についてはご質問者様が行動をしたほうが良いかも知れません。

「やめて欲しいと思う」と「やめて欲しいと言う」の間にも、やはり大きな壁が存在しているのです。壁の内側でどれほどやめて欲しいと祈ろうとも、それは何もしていないのと変わりません。

もちろん、壁を越えてしまった人間など助ける義理もないと言う考えもあるでしょう。その考えを否定するつもりは御座いません。

ですがもしもご質問者様が彼氏様を大切な存在だと考えているのであれば、ご質問者様は「注意の壁」を越えなくてはならないでしょう。

無論、壁の越え方は1つでは御座いません。

強い口調で越える方法もあれば、泣き落としで越える方法も御座います。ですが越え方なんてさほど重要では御座いません。

壁を越えるか越えないか。

そのどちらを選択するかこそが重要で御座います。

■注意することは、相手への“期待”
◎刑法199条 殺人罪。
人を殺した者は、死刑又は無期若しくは5年以上の懲役に処する。


殺人を起こした人間は刑法199条によって処罰をされます。その刑罰は死刑か懲役のいずれか。

死刑制度の是非はともかくとして、死刑という刑罰の本質は「諦め」であると私は考えています。

「どんだけ頑張ってもこいつは更生しないから、社会から隔離するしかない」

これが死刑制度の本質でしょう。その意味で終身刑と死刑は根本理念が一致しているのです。どちらも「更生の見込みなし」という判断のもと、罪人を社会から隔離しているという仕組みに過ぎません。

一方で懲役は違います。

懲役の本質は「期待」でしょう。

「こいつは1度壁を越えてしまったけど、頑張れば壁のこちら側に戻ってきてくれるかもしれない」

その期待こそが懲役刑。無論、それ以外にも抑止効果など「期待」以外の側面も御座いますが、少なくとも期待がその本質の一部を構成しているのは間違い無いでしょう。

殺人という巨悪ですらそうなのです。

ご質問者様がどんな選択を取ったとしても私はそれを否定致しません。ですが、せめて1度くらいは彼氏様に更生の機会を提供してあげても良いのではないでしょうか。

ご質問者様に対して「お前の友達はブス」と口にしたことで、彼氏様が塀の向こう側に行く法律は私の知る限り御座いません。ですがそれがエスカレートした場合、彼氏様が塀の向こう側に行ってしまう可能性は十分にあるでしょう。

願わくば、彼氏様が塀の向こう側に行く前に、ご質問者様は「注意の壁」の向こう側に行って頂きたいと思います。

それでもなお「更生の見込みなし」なのであれば、ご質問者様の社会から彼氏様を隔離するしか方法は御座いませんが。


■ダメ男子タイプ別「壁の越え方」をチェック
最後に注意の壁の越え方について少しだけ解説をさせて頂きたく思います。

行動に移す、ということが何よりも重要なのは間違いありませんが、相手の男性のタイプによって攻め方を変えたほうが良いのもまた間違いありません。

それでは早速ですがタイプ別の効果的な注意の仕方を解説させていただきましょう。


■経営タイプとエンジニアタイプ

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください