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男が出会った瞬間に「この子と結婚するかも」と思うとき【ひとみしょうの男子学入門37】

ココロニプロロ / 2019年6月6日 19時45分

■偶然性と奇跡性について
テレビでも芸能人が、交際0日で結婚しましたとか、交際1週間で結婚しましたなどと言っていたりしますよね。今すぐにでも誰かと結婚したいと思っている女性は、そういう芸能人のことを羨ましく思うかもしれないですね。

でもこういうのって、たとえば「なぜかわからないけど、ピアノコンクールで優勝しました」というのと同じです。本人が謙虚に言ったほうが得策だと意図して「なぜかわからないけど優勝しました」と言っているケースもあるのかもしれないけれど、本当に本人にも優勝した理由がわからないときだってあるわけで!

人生の3つの坂の話は知っていますよね? ネットで「名言」が流行ったとき、よく出ていました。つまり「上り坂」「下り坂」「まさか」の3つです。
誰の人生にも「まさか」と思える瞬間が訪れます。男女に関係なく訪れます。
だから「自分の人生にも、偶然にも、奇跡的にも、なんらかの素晴らしいことが起こるにちがいない。起こってほしい」こう願うところからしか、「まさか」は生まれないと思うんですが、あなたはどう思いますか?

■男はある日突然、心を奪われる生き物
冒頭に書いたように、少なくとも男は「こういう条件を持っている女性じゃなければ結婚したくない」とは、あまり考えない生き物です。

村上春樹さんの短編小説に、『四月のある晴れた朝に100パーセントの女の子に出会うことについて』というのがあります。この短編が好きな「男」は大勢いると見えて、もう30年ほど前の小説ですが、今でも人気だそうです(何人かの「男」が映画化している)。

男はある日、本当に、出会い頭に、理不尽なまでに相手に心を奪われる生き物です。心を奪われるというのが「恋」なのか「愛」なのか「結婚」なのか、それはさまざまでしょう。

でもそんな「精神分析」より何より、まずは「今すぐ結婚したい」と思って、外に出て、誰かと会ってみてはいかがでしょうか。
人生の偶然性と奇跡性とは、全身で感じるものであって、頭で考えるものではないからです。


※毎週木曜日更新


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