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男女の友情を阻む要因とは?『月極オトコトモダチ』に見る性の壁の心理学

ココロニプロロ / 2019年6月8日 19時55分

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男女の友情を阻む要因とは?『月極オトコトモダチ』に見る性の壁の心理学

アラサーの編集者・望月那沙(徳永えりさん)は、取材で訪れたお店で謎めいた男性・柳瀬草太(橋本淳さん)と知り合います。彼いわく「男女関係にならないスイッチ」を持っているそう。

男女の友情は成立するのか?疑問に思った那沙は、月極で「オトコトモダチ」になってもらうことに。映画『月極オトコトモダチ』が描く不思議な「男女の関係」に、今多くの男女が注目しています。

■男女の友情は成立する?
那沙と草太が二人でときどき会って話すだけなら、もしかしたら余裕で「友情」が成立したかもしれません。むしろ、「知り合い」以上の関係にすらならなかった可能性も。

この映画の面白いところは、もうひとりの登場人物、那沙の女友達・小野珠希(芦那すみれさん)の存在です。珠希と草太は、近しい音楽性を持っていることを偶然知りえます。

急速に距離を縮める二人を目の当たりにして、那沙の心に湧き起こる焦燥感。これは何を意味するのか…。

男女の友情は、成立するのでしょうか?
よくよく議論される話題ですよね。結論を言ってしまうと、心理学上、友情は成立します。ただ、とある要因が成立しにくくさせているのです。

■友情と愛情は同じ感情
前回の記事でもお伝えしましたが、友情と愛情は同じ感情です。どちらも気持ちのベクトルが向き合っている状態で、違いは「障害」があるかどうか。

例えば、どんなにいい人で仲がよくても、相手が小学生だったら、一般的には恋愛対象にならないですよね。これは「年の差」という障害があるため、お互いに想い合っていても「恋愛」はならず「友情」が成立するのです。

けれども、お互いに年を重ねて精神年齢があまり変わらなくなり、「年の差」に障害を感じなくなったら…。「友情」ではなく「恋愛」に変化する可能性は大いにあります。

もちろん逆もしかりです。価値観の違いなど、別れた理由がどうにも越えられない「障害」になった場合、「愛情」ではなく「友情」が成立します。

男女間には友情が成立しないと思われがちですが、単に異性に対して「障害」を感じるかどうか、それ次第なのです。「障害」を感じる人は友情を築けるし、「障害」を感じない人は「恋愛」しかできないということになります。

■反感の因子が恋を導く?
ところで、女性は親しい男友達が異性と仲良くしていたり、自分の思ったとおりの行動をしなかったりしても、そんなに不満を感じません。

しかし、男性は違います。女友達が異性と仲良くしていたら、「面白くない」と思って何かしら「反感」を抱くのです。

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