仲直りの心理学を解説!喧嘩が長引くカップルにありがちな特徴とは?
ココロニプロロ / 2019年8月3日 11時55分
仲直りの心理学を解説!喧嘩が長引くカップルにありがちな特徴とは?
世の中に、一度も意見がぶつからないカップルなんて存在しません。恋人といえど違う人間ですから、相違が生じるのは当然のこと。むしろその衝突が「議論」といえる範疇なら、どんどん意見を出し合うべきでしょう。
でもこれが「喧嘩」となると、話は違ってきます。議論と喧嘩は異なるもの。お互いの言い分を理解したうえで「二人にとっての最善」を探そうとする行為が「議論」、一方、お互いの感情をただぶつけ合うのが「喧嘩」です。
■喧嘩はつねに「相手が悪い」
喧嘩しているカップルに「どうしてこうなったの?」と質問したら、おそらくどちらも「相手が悪い」というでしょう。
実際には、100%相手が悪いというケースはほとんどありません。パーセンテージの違いはありますが、「険悪な事態」に陥った原因はお互いにあるものです。
客観的に事態を観察し、冷静に思い返してみると、自分の非の部分に気づき、収束に向けた前向きな行動ができるかもしれません。
でも
「こんなことをいうなんて」
「あんなことをするなんて」
「どうしていつもそうなの?」
「なんでわかってくれないの?」
といった想いから相手への嫌悪感が生まれると、途端に「収束に向けた前向きな行動」が難しくなります。相手の「悪い点」ばかりに目がいくようになり、怒りのボルテージがさらに高まるのです。
その結果「相手が謝ってこない限り、許してなんてやるもんか」と心を閉ざし、修復への道が遠のいてしまいます。
■歩み寄れない理由とは
本来、どんなカップルも仲良しでいたいはず。ではなぜ、歩み寄れないのでしょうか。それは、ある「欲求」が仲直りを阻害するからです。
意見の相違が生まれても、最初は「そんな考え方もある」「ひとつの意見としてならアリ」と受け止められるかもしれません。でも、感情がエキサイトしてくると、「自分は正しく相手が間違っている」という極端な思考に陥ってしまいます。
自分の正当性を一方的に認めさせ、「ほら、私がいったとおりじゃない。あなたは何にもわかってない」と相手を下に見て、立ち勝っていると思いたがるのです。このような「優越欲求」が、歩み寄りを困難にさせます。
相手を下に見てなんかいない、と思うでしょうか。例えば喧嘩をしているとき、自分から柔和な態度をとるのは、なんだか「敗北」したように感じませんか。
これも「優越欲求」によるもの。本来、勝ち負けなどないのにこの欲求があるせいで、相手の言い分を受け入れる=負けた、と思えてしまうのです。
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