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「初デートで割り勘」にまつわる男性の本当の気持ち【ひとみしょうの男子学入門55】

ココロニプロロ / 2019年10月10日 11時55分

たぶん、割り勘を嫌がる女性は、自分が金銭的に損をしたくないということだけを考えているわけではないと思うのです。

<私>という「価値ある女」に対し、その価値を認めていると感じられる、わかりやすいサインのようなものが欲しいと願っているのではないでしょうか。そのサインが、「たとえば」全額負担だと。

また、ゆくゆくエッチして結ばれる可能性を秘めたデートにおいて、「わたしにとってもっとも大切なもの」を差し出す準備段階において、そのもっとも大事なものを、敬意をもって扱ってくれる男性かどうかを見ているのだろうと思います。

だから、割り勘男は、上に示した2つのことを理解していないと言えるのです。

■お金もエッチも単体では存在しない
書きながら思ったのですが、割り勘もエッチも、相手に対する敬意を行為で示すもの、ということを、(期せずして)書いていたんですね。
実際、そのとおりだとぼくは思います。

お金って、お金だけ単体で存在するものではないし、エッチもエッチ単体でそこに存在するものではないでしょう?そこには、相手に対する敬意とか、敬意までいかなくとも思いやりがあるでしょう?

「ヤラせていただくのだから、せめてカネでも」というのは、ある意味では男の身勝手極まりない表現だとされている今の世の中だけど、でもこう言える男は、女性のハダカを「その女性にとってもっとも大切なもの」という認識があるからそう言うのです。

そうとすら言わない、というか、言えない「初デートで割り勘男」は、だから、その言えなさゆえ、男のランキングの中の下のほうに位置するとぼくは感じるのですが、みなさんはどう思われますか?


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