1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. ライフ
  4. ライフ総合

彼氏がいるのになんとなく淋しい…その感情の正体は?【ひとみしょうの男子学入門】

ココロニプロロ / 2019年10月17日 11時45分

だから「なぜか漠然と」淋しいんですね。過去とはすなわち記憶で、人の記憶なんてあいまいなもの(思い違いを多分に含んでいるもの)です。そういうあいまいなものと対話をする、つまり実態のないものと対話していたら、そりゃあ「なぜか」「漠然と」としか言い表しようのない淋しさに心を支配されますよね。

ということは、そのような人は、今この瞬間を感じることができれば、救われる可能性があります。要は、心を過去のある1点から解放してあげるといいのです。

今この瞬間とは、常に変化しているから言語化できない瞬間、結局のところ感じるしかない時制なので、とにかく五感を使ってなにかを感じることに意識的になるとわりと救われやすいでしょう。たとえば、花鳥風月を愛でる、でもいいんです。

■淋しさの正体を説いた「ある人」とは?
ネットの恋愛コラム業界では、女性の読者は自分が知らないものに拒否反応を起こす、と、言われています。なので、最後まで読んでいただきたかったため、「ある人」としか書きませんでしたが、このある人とは、デンマークの哲学者であるキルケゴールです。今から150~200年ほど前の人ですね。

彼は、親とうまくいかず、親子問題に葛藤し、それを哲学した最初の人でした。また、いわゆる引きこもりを哲学した最初の人です。世間となじめない、なじめなさを哲学した最初の人と言えます。

彼氏がいるのに(彼と仲がいいのに)なぜか漠然と淋しい人や、自分探しをしているから(けど)淋しい人にとって、キルケゴール哲学は、かなり参考になります。
が、いかんせん哲学なので、本を読んでもむずかしいと感じる人が多いと思います。だから、こうやってかみ砕いてお届けしました。

キルケゴールは、なぜか漠然と淋しい人に向けて、ここにご紹介したことを含め多くのことを書き残しています。リクエストがあれば、あらためてキルケゴール哲学を簡単にご紹介しますので、ご希望の方はその旨をお知らせくださいね。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください