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12月3日 木星が山羊座へ…2020年は地道な努力が幸運のカギに【真木あかりの惑星カレンダー】

ココロニプロロ / 2019年12月2日 11時55分

辛いことばっかりだった、今も不幸だという思いを抱かれる場合、3つの方向性が考えられるでしょう。
1つ目は、「その人が本来的に叶えるべき幸運とはズレた方向に努力したため、そのズレが“拡大”するかたちで辛い結果として現れた」というもの。そうすることで、方向転換を促されているとも読むことができます。そちらではないんだ、と観念して自分を見つめ直し、努力の方向を選び直すことで結果的に幸運につなげていけるのですね。

2つ目は、「結果が出るのはこれから」というケース。きっと誰もが想像できると思うのですが、どんな運も人によって巡ってくる時期は違います。1年頑張って、終わりの月にジャーンと出るわけではありませんね。その人にとってベストな時期に、ちゃんと巡ってくることになっています。人生においては時折「今になってわかるけど、あのときが転機だったな」「幸福だったな」と思うことがあるのです。

3つ目は、「私の幸運はこれ」と決めつけてしまっている場合。たとえば「Aさんと結ばれることだけが幸運で、それ以外は認めない」となると、もっとベストな関係を結べるBさんとのご縁があってもスルーしてしまうことも。人は自分の想像する範囲でしか幸せを規定できませんから、あまりに決めつけすぎると本当の幸せからズレたものを望むようになるのです。

……と、木星の解釈はその楽観的な印象からは想像もできないような複雑さも秘めているわけですが、木星のテーマによって「自分にとっての幸せとはなんだろう」と、自分自身としっかり向き合ってみる。それこそが、「幸運と拡大」の第一歩なのかもしれないと、私は考えています。「けれどもほんとうのさいわいはいったいなんだろう」と夜空に向かって考えた、『銀河鉄道の夜』のジョバンニのように。
1人で考えるだけでなく、古今東西の名著に触れて幸運を徹底的に考え直すことも、苦しい状況から脱出するきっかけとなります。私の場合はアランの『幸福論』が好きで、何度となく読み返しては、幸運や幸福に向き合っています。

■2019年12月の木星移動で、何が変わるのか
2018年秋から射手座に滞在していた木星は、2019年12月3日にその居場所を山羊座に移します。木星射手座時代は既成概念にとらわれない自由な行動力がクローズアップされてきましたが、山羊座木星時代は地に足のついた確実な努力が報われますし、注目されることになるでしょう。少し先のことになりますが、2020年12月22日は20年に一度のエポックメイキングなイベント「グレート・コンジャンクション」が水瓶座で起こります。これは土星と木星が同じ場所に巡る現象で、200年に一度の「時代が変わる」ような節目でもあるということ 。グレート・コンジャンクションのなかでも特に印象的な節目となっています。

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