「彼は私に興味がないの？」恋人がいても寂しい理由は…孤独の処方箋

年の瀬も迫るこの時期はイベントが盛りだくさん。シングルさんは物理的にも精神的にも寒さが沁みる季節ですよね。

ところで、あなたが感じている寂しさは今の時期限定でしょうか。それとも、さざなみのように一定の期間をおいて何度も訪れるものですか。

前者の場合は、なるべく楽しめるよう努力して、今が過ぎるのを待つだけです。でも、後者の場合は…。今回は、たびたび感じる孤独の対処法をご案内します。

■相手がいるほうが、孤独が深くなる？
恋人さえいればリア充かというと、案外そうでもありません。実は人によっては、恋人がいるほうがシングルのときよりも孤独を感じる、というケースもあるのです。

例えば、あなたに恋人がいて、付き合い当初は毎日LINEをしていたのに、1ヶ月もしたらその頻度が落ちて1週間に数回程度になったとしましょう。

しかも前は数往復していたのに、今は1～2回のラリーで終わり。そうなったとき、あなたは次のどちらのように感じるでしょうか。

[1] 彼はもう私に興味がなくなったから、つれなくなったのかしら？

[2] 最初の盛り上がりが落ち着いて、彼なりの「日常的な頻度」に戻ったんだわ。

孤独にとらわれやすい女性の多くが、[1]の状態に陥りがち。友達とはそんなに頻繁に連絡しなくても不安を感じないのに、彼氏とのやりとりだとマイナス思考にハマってしまうんですよね。

そして、こういうときの「寂しさ」は、概してシングルの「寂しさ」よりつらさが倍増して感じられます。

このように、相手さえいれば孤独と決別できるというわけではありません。孤独を感じやすい人は、恋人がいようがいまいが、寂しさに苛まれるのです。では、どのようなメカニズムでそうなってしまうのでしょうか。

■自分でなければいけない何か
小さな子どもは、母親が構ってくれないと途端に落ち着かなくなります。これは、常に母親の関心が自分に向かっていないと「つながっている」と感じられないためです。だから抱きついたり、騒いだりして、自分を見てもらおうと必死になります。

これは結局、男女の付き合いにおいても同じ。相手から即時的な反応を得られないと「私たちはつながっていない」という疑念にとらわれます。だから、大丈夫だと確かめたくて、何度もLINEしたりメールしたりするのです。

それでも、思うような反応が得られないので「相手はこの関係を終わらせたいのだ」と結論づけ、勝手に自分の努力が報われない理由づけをしてしまいます。このような行動は、相手にとって「必要とされる存在」であるという自信が持てない、その裏返しなのです。