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2020年はどうなる? 星の動きから世の中の流れを読み解く【鏡リュウジ 2020年の占い】

ココロニプロロ / 2020年1月2日 19時15分

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ココロニプロロでも「鏡リュウジの月間12星座占い」を連載中! 占星術研究家・鏡リュウジさんによる「2020年の年間占い」をお届けします。

■2020年 全体の星回り
新しい年が幕をあけます。2020年。オリンピックイヤーですね。
日本ではスポーツの年、となるのでしょうか?

一方、ホロスコープ上では、浮かれてばかりはいられないような、大きな星の動きがあります。あちこちですでに書かれていることではありますが、2020年は「グレート・コンジャンクション」の年。
太陽系の二大惑星である木星と土星が接近する今年は、社会の基本的な枠組みが刷新するタイミングと予想されているのです。木星と土星は今回、揃って山羊座を運行しますが、同時にここには冥王星も入っています。
中には、これを指して「トリプル・グレート・コンジャンクション」と呼ぶ人もいますが、正確には間違いです。占星術の専門用語で「グレート・コンジャクション」といえば木星と土星の接近だけのことを指します。もし木星と土星が3回続けてコンジャンクション(会合、接近)すれば「トリプル・グレート・コンジャンクション」と呼んでも良いのですが、今回は2020年12月22日に一回だけ合となるので、残念ながら「トリプル」ではありません。(実はイエス・キリストの誕生を予告したとされる「ベツレヘムの星」が紀元前7年の「トリプル・グレート・コンジャンクション」だったという説があります)

とはいえ、木星、土星、冥王星が山羊座に集合するというのは占星術的にはただ事ではない感じがします。社会の根本が大きく変化する、社会の基幹部分が変動するイメージですね。

木星と土星が正確に合となる場所は水瓶座においてです。山羊座は「保守」、そして水瓶座は「革新」と、対照的な意味合いを持っています。2021年以降、社会はもっと風通しの良い、自由な時代へと移行していきそうですが、どうしてもその前に今の社会の歪みが大きくなり、不安に駆られた人が過去の「伝統」へと回帰しようとする反動が見られる気配も。

自分の中の不安や焦燥感に負けないこと、頭の中で「敵」や「悪者」を作り上げて偽りの安心感や安定感に浸らないようにすることが必要なときでもあります。ユング心理学的にいえば、自分自身の影、「シャドウ」をほかの人に投影する危険が高まっているとも言えますね。安易に誰かのせいにしようとしても、なにも解決しないでしょう。

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